博士号取ってそこからニューゲーム

本日は [twitter:@keiskS] くんに日野キャンパスに来てもらってトークをしてもらう。ちょうど自分が首都大に来るタイミングで彼が Johns Hopkins University に進学し、ブルガリア開催の ACL 2013 で彼の Microsoft Research Asia での研究の発表で合流したのが最後だったので、会うのは実に4年ぶりである。

ランチは1:1で食べたので色々プライベートなことも含めて話したが、ほとんど外に出られない現状からすると、こうやって会いに来てくれる人がいるというのはありがたいことである。奈良にいたときも、わざわざ奈良まで来てくれる人がありがたく思っていたものだが、日野キャンパスは十分都心から遠いので、日野キャンパスでもありがたい。

トークの内容は STAIR Lab セミナーで話すものと同じで、そちらで Youtube 配信があるらしいので特に説明することはないが、PhD で取り組んできた話がたくさん盛り込まれていて、90分たっぷり楽しめた。コツコツと研究するの、大事だな〜。日本とアメリカと別々に過ごしていたけれど、興味関心は同じところにあるということも分かり、懐かしさがある。

大学教員は自分より優れた後進を2人育てればいい(拡大再生産になる)、という話をどこかで聞いたことがあるが、助教時代から大学教員のキャリアがスタートしているとカウントすると、彼は自分より優れた後進第1号である(自分は2年間しか一緒にいなかったので、自分が育てた訳ではないし、2年間一緒にいた期間も、松本先生が指導教員だったが)。

今年度は初めて主査として博士号を取得する学生も輩出することができそうで、これから少しずつ自分の研究室からも博士後期課程の学生が世の中に出ていくと思うので、NAIST 松本研のようにうちの研究室のカラーというものが出ていくようにしていきたい。