アルバイトできるといえばできるけど

午前中は山口研の学生の博士論文の予備審査。うちは公聴会の前にクローズドの審査を何回かやるスタイル。かれこれ両手で数えるくらい博士論文を審査するようになり、慣れてきたのだが、何をコメントすればその人にとって有益なコメントになるのだろう、ということをずっと考えていて、なかなか気の利いたことが言えないのが気になっている。

お昼休みは B3 に向けた研究室公開。必修の授業のある日だからか、参加者は一番多かった。アルバイトができるかという質問をしていた学生がいたが、うちの研究室では開発のアルバイトは「学部生は時給1,500円、M1 は時給2,500円、M2 は時給3,500円、D は時給4,500円(つまり、研究室で半年経験を積むごとに500円ずつ昇給するので、優秀な人を確保したかったら低学年のうちから長く依頼してほしい)」というのを提示して OK という企業の人のアルバイトのみ仲介しているのだが、それでもやりたいという手が学生から挙がらずに流れるアルバイトの方が多いので、できるといえばできるがやる人は少ない、いうのが答えである。ちなみに、研究に関するアルバイトはこの限りではなく、時給1,000円くらいでも紹介している(論文を書いたり、研究の仕方を教えてもらったりできるので、差をつけている)。

午後は教務委員会。今日はテレビ参加。事務担当の方が体調悪くてお休みだそうで、ちょっと不安になる。本学の大学運営、優秀な職員の方々に支えられているので、教員だけで回すのは無理だと思っているし……。しかし30人ほどの職員室で数名の人がインフルエンザで休んでいる(教員でもインフルエンザになった人がいた)そうで、戦々恐々である。

合間を縫って言語処理学会年次大会の原稿を2本添削(それぞれ1時間、合計2時間)。その後、高間研の学生の博士論文にコメント(こちらは1時間半)。なかなか時間がかかる。