一人でも演技派女優ロバの役

今日は保育園のイベント。「お楽しみ会」という名前だが、子どもたちが練習したお遊戯のお披露目がメインで、あとは保育者と親がそれぞれ余興をして、サンタさん(父だと子どもにはわかってしまうので、面識のないおじいちゃんにボランティアを依頼)からプレゼントをもらって、ランチをしてお開きという会。

娘(4歳7ヶ月)はというと去年までは歌と踊りでの参加だったが、今年は台詞のある役のようで、保育者からも「すごくしっかり演技できているので、感動するかもしれませんよ」と言われていたのだが、家では(どの劇のどの役かは口にしていたが)演技も歌も全く練習していなかったので、当日を楽しみにしていた。本当は、どの劇か、どんな役か、というのも、親には秘密だよ、と言われているようだが、一度口を滑らせたらあとはどうでもよくなったらしい(笑)

劇は「ブレーメンの音楽隊」で、娘はロバ役だったのだが、たしかに唯一のソロ役で、台詞の数も(来年小学校に上がる子を除けば、自分より年上の子たちを差し置いて)一番多いし、がんばっているな〜という印象。しかし本人は割とさらっとできているようなのだが、練習のとき他の子ができないのが気になってしまうようで、練習が厳しい、と保育園の帰りに泣いていた、という話を聞いているので、手放しで喜べるものでもない。そもそも、これができたとかあれができたとか、人それぞれなんだから、できなくてもいいわけで、できることも過剰に褒めないほうがいいんじゃないかなぁ(そういえば、自分は通信簿を持っていっても毎回特に親の反応はなかった気がする)。

そういえば、サンタさんに何をお願いしたか、ということを保育園で聞くと、他の子は嬉々として教えてくれるのに、娘だけは「ぬいぐるみがほしい。何のぬいぐるみかは、サンタさんだけに教える」と頑なに教えてくれないと言っていて、確かに我々が聞いても絶対教えてくれない。なんだろう?

午後は散髪に行く。人生初の散髪だが、最近娘は髪の毛を伸ばして三つ編みの二つ結びにしたい(そもそも「二つ結び」という用語が自分的には未知語なのだが)そうで、ちょっと揃えてもらったのである。たまたま女性のスタイリストが担当だったので、いろいろ話をしてもらって満足なようである。いつもはお風呂に入っても頭を洗わないことも多いのだが、12月に入ってからは(「ママの前だと恥ずかしいから、パパの前だけで洗う」と言いつつ)毎日洗ったりしていて、いろいろこだわりがあるのだなと思ったりする。

夕方はロイヤルホストに行くとたまたま保育園の同い年の子がいて一緒にご飯を食べる。これまでは「他の子が好きみたいだから、諦める」とか言っていたのだが、1:1で独占できるのが嬉しいのか、やたらテンション高くなっていて、なんかまた恋する女の子の顔になっている。大人たちは酒盛りモードになっていて、結局3時間飲み食いしていたわけだが、ときどきはこういうのもいいな。