裁量は働く時間だけにある

大学祭で授業が休講なので、有給休暇を取得して出勤せずに優雅に(?)仕事。結局仕事をしているじゃないか、と思わなくはないが、移動時間がないだけでだいぶ違う。お休みの日なので、仕事以外のこともできるはずだが、論文誌の投稿〆切や国際会議の投稿〆切が重なっていてちょっと立て込んでいて、仕事だけで終わる。

ちなみに、大学教員は裁量労働制なのだが、裁量労働というのは仕事の時間に関して裁量が任されているだけで、仕事の場所については裁量は任されておらず、自宅で仕事をする場合は上長(うちだと学部長)の許可が必要なのである。自分の場合、勤務地は日野キャンパスと決まっているので、特別な事情がない限りは勤務日は1日1回は出勤する必要がある。1秒でも日野キャンパスにいればその日は出勤した日扱いになる一方、一度も足を運ばなかった場合は有給休暇や振替休日の申請をしないと欠勤扱いになってしまうのである。(学会に参加したりする場合は申請して出張命令を出してもらうし、入試関係で南大沢に出勤する場合は出勤の依頼書が来る)

まあ、人文系の方々を中心に、授業日と会議の日以外は家で仕事をするスタイルの人もいらして、ちゃんと申請さえしていれば(半年ごとに、1週間の勤務予定を提出するので、そのとき「この日は研究日」等と申請しておく)、自宅で仕事をしていても、ただちに欠勤扱いにするような運用ではないらしいが……。