大学のことをよく知る中の人

出勤して午前中は休暇中に溜まったメールの処理。それだけで3時間(汗)

午後は代理で大学院教務委員会に出席。一昨年まで大学院教務委員(長)をしていたので、案件の1つはその知識が役に立ち、代理参加してよかった。

夕方前に研究相談を受ける。こうやって必要なときは自分から聞きにきてくれる人ばかりだと、定例のミーティングをしなくていいのだが(インターンシップのときは大体そんな感じのやり方だった)、こういう形でできるのは M2〜博士後期課程の学生くらいからかなぁ。

夕方は @msraurjp の中の人にお越しいただいて、いろいろお話をお伺いしたりする。最近は都内のイベントでも参加できないことが続いているので、こうやって直接来ていただけるのは大変ありがたい。だいたい日本の情報系の大学についての問題点を言いたい放題言っていたが、聞いていただけて嬉しかった。NTT 研究所の採用選考を受けていても思ったが、実際に研究や大学のことをよく知る人が中にいてくださるのは本当にありがたい。

お話しながら、自分はうちの研究室をどういう研究室にしていきたいのかなあ、なんてことを考えていた。アカデミアに行く人が増えてほしいとは特に思っていない一方、世界で活躍する人がどんどん出てくれるような環境にしたいのだが、フルタイムの博士後期課程の学生が増えないと、中々そうはならないのである。時間的には3年あれば十分だと思うのだが、B4からM2の3年だと修士の単位取得にかかる時間と就職活動が研究活動的なネックで、これらを抜本的に減らせない限り、解決は難しそう(博士後期課程だと授業の単位取得は必要ないし、就職活動は論文の主要部分の研究をしてから行うので、この問題はない)。3年後期からの配属にして、修士の単位をB4でも取れるようにする、というのが消極的な解決策か。