午前中は娘をスイミングに連れていったあと、児童館へ。最近はおままごとが好きなのだが、この児童館だと料理のおままごとになる。家だと恐竜のおままごとになるのだが、なぜ恐竜……。(自分が肉食恐竜、娘が草食恐竜で、草食恐竜がせっせと肉食恐竜に餌を持ってきて、自分が食べられるのを防ぐというシュールなおままごと)
夕方は小金井公園に行き、かき氷を食べる。もうそろそろシーズンではなくなってしまうので、出店で作ってもらえなくなって、売店でしか食べられないかな。
夜は小松美彦先生の勉強会の同窓会。表向きは、小松先生が武蔵野大から東大に栄転?したことのお祝い?だが、異動にまつわる裏話や、武蔵野大生活についてお伺いしたり、大学も色々あるなあと思ったりする(自分も大学教員生活長いので、それなりに経験はあるつもりだったが、世界は広い)。
この勉強会、元々は小松先生が玉川大から東京水産大(当時)に異動になったとき、小松ゼミを希望した人に、単位は出なくても教えてほしい、という人向けに水産大で開催されることになった勉強会が母体で、玉川大や水産大の学生以外にも、小松先生が非常勤講師をしていた大学の学生に声をかけて開かれていたものである。1年目こそ玉川大の学生が多かったが、2年目以降は色んな大学の学生がいた記憶があり、同窓会も多士済々であった。みんなこんなことを今しているのか、とびっくりするが、活躍している人が集まる生存バイアスもあるのかもしれない。(でも主要メンバーはほとんど来ていた気がする)
自分にとっては学部時代に単位が出る授業という意味ではあまり楽しい思い出はないのだが、大学の外では小松勉強会も含めて得難い経験をさせてもらったと思う(それ以外は教育用計算機センターシステム相談員と代ゼミの寮の住み込みチューターのアルバイト、国語研でのアルバイトが思い出深い経験)。20歳のころを知っている友人たちが子育てをしている、というのは不思議な感覚で、若い頃の尖った(こじれた?)感じがマイルドになっているとはいえ、話し始めるとやっぱり変わってないなと思うところも多く、いとおかし。
「自己決定権という罠」という、以前の本の増補改訂版を著者割引で購入させてもらったので読んでみたが、脚注で宮台真司・小松美彦間の論争についての顛末が触れられていて、双方の言い分を読むと、宮台側は「編集部が宮台優位で打ち切った」という主張、小松側は「そもそも「読書人」は反論回数が決まっていた」という主張で、編集部か宮台側かのどちらかが不誠実な対応をしているのでは、と読めるのだが、編集部側はもし宮台側が不誠実な対応をしていてもそうは言えないだろうから、宮台側が言いたい放題である。でも最近は大学や学会の運営にも携わり、人と人との調整が一番難しいことも分かるので、編集部としてはこれはどうしようもなかったのかもなと思ったりもする。(最近だったらあっさり炎上していて、もっと問題になっていたのだろうけど。)
- 作者: 小松美彦,今野哲男
- 出版社/メーカー: 言視舎
- 発売日: 2018/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
次に集まるのはもしかしたら小松先生の最終講義かもしれないなぁ。