研究は勉強するのとちと違う

午前4時に起きてメール処理したり、学振の申請書にコメントを入れたり、国際会議のカメラレディ原稿をチェックしたり。週に1日2日ならこの時間に起きてもいいが、毎日はつらい。娘が小さかったころは毎日この時間に起きて仕事をしていたのだが……(とはいえあのころは毎日午後9時に寝ていて、いまは毎日10時過ぎになっているので、単に後ろに行っているだけ?)

午前中は情報理論の授業。演習問題を授業時間で解くのだが、答えを知って解いている訳ではないのでよく間違える。まあ、教員は常に正しい答えを書く、と思っているならそれは思い違いだし、既知の答えをスラスラと書いてもみんな理解する時間が取れないので、こういうスタイルでちょうどいいのかなと思っている。

お昼は受験希望者の見学。今回はイレギュラーで、2日間連続で全部の勉強会に出たいというリクエスト。本当は1週間全部見学したいと言われたのだが、うちの研究室が第一希望ではない(NAIST 松本研が第一希望)と言われたので、さすがにそれは依頼する相手を間違っているのではないか、勉強会をそれだけ見学したいなら松本先生に言うべきではないか、と伝えて2日間に減らしてもらったのである。そもそも、第一希望ではないと明言している人にそこまでする義理もないのだが、自分は松本研の出身かつ松本研には少なくない受験生を引き受けてもらっているし、うちに進学しないと決断してくれるなら見学くらいは引き受けようかと思っている。

進捗報告では学振の内容を議論したりして、自分は楽しかったのだが、初めて見学する人には親切ではないかな……。ただ、見学の段階でおもしろそうにしていないように見える人は、入っても研究が楽しそうではないことが経験的に分かっているので、試金石としてはこれでいいのではと考えている。(さすがに研究室見学でずっと寝ている人がいたら、受験を断りたいし)