勉強は複利で利子がついてくる

朝、なぜか娘(4歳0ヶ月)が保育園に行きたくない、というので、急遽大学に連れていくことに。4歳になったストレスだろうと思うけど、こうなるとは……。そういえば自分は中学受験の勉強は4ヶ月しかしていないのだが、その4ヶ月で胃潰瘍になりかけたので、ストレスには弱いのだと思う。

午前中は Workshop on Innovative Use of NLP for Building Educational Applications というワークショップのポスター発表練習。今回は共通タスクにうちから2チーム参加しているのである。共通タスクは(誰かが設定したタスクに乗って研究するから、タスクの設定をする側にならないと)つまらない、という意見もあるが、自分は(各自の研究に関係する、あるいはそもそも研究グループを構築する目的での)共通タスクへの参加は認めるポリシーである。

お昼は生協に娘を連れて行って、生協の方々や他の先生方に娘を紹介(?)したり。恥ずかしがりやなので、全然顔を見せなかったが(汗)

午後は新入生の研究テーマ紹介。今年からは大学院生も(博士後期課程の学生も含め)新入生であれば希望者にはメンターをつけることにした。結局、1年生のうちに研究の基礎勉強をするのがもっとも重要で、基礎固めを早いうちにしておけば、実力がついた状態で残りの時間を過ごせるのに対し、1年以上経ってから基礎勉強に戻ると、ところどころ実力の不足した状態でいる期間が長くなってしまい、ストレスにさらされがち(NAIST でも散々見ていたのだが)なので、1年目の新入生は基礎勉強会もメンターも利用できるようにしよう、と思ったのである。

その代わり、1年以下しか滞在しない人(就職予定の学部生および、博士前期課程への進学が確定していない研究生)に対するサポートは相対的に減らさざるをえないと思われるので、トレードオフがあるのだが、仕方ない(これまでは、博士後期課程の学生に関してはこれらを提供しない代わりに、就職予定の学部生および研究生にも提供していた)。研究生制度の効果的な使い方がよく分かっていない……。留学生で研究生の希望は毎年30件以上来るため、この人は受け入れてこの人は受け入れない、という判断をするのが困難で、現在留学生に関しては、日本にまだ来たことがない(日本に住んで日本語学校に通っていない)状態で日本語能力試験1級に合格している人、という制限をつけている(ちなみに日本に来ないで1級を持っている人はほとんどいないので、これでスクリーニングできる)。

夕方は早めに帰宅。西松屋に寄って娘の機嫌を取ったりする。