ステップを飛ばしてないか、まだ不安

午前中は年内最後の修論・卒論の進捗報告。いつも言語処理学会年次大会の進捗報告と同時進行なので慌ただしい。まあ、最近は修論の質も安定してきて、長さも大体同じになったし、クオリティも(少なくとも1本は査読付きの国際会議に通している学生たちになってきたので)上がってきて、自分がすることはあまりないのだけど。ただ、卒論に関しては、今年から全員を言語処理学会年次大会で発表してもらわないことにした(国際会議に投稿できるような内容でないなら、投稿が集中する年次大会以外に回ってもらうことにした)ので、多少この時期にも見ないといけない(3月以降に投稿するにしても、卒論の発表会やその予稿の提出は2月なので)。

午後は共同研究の打ち合わせ。色々と組織が変わると大変そうだなという印象だが、多分自分も外から見たら(来年度に改組するので)同じではないかと思ったりする。アウトプットがコンスタントに出せたらいいのだが、なかなか難しい(うまくいって2年に1回くらいではないか? と思うと、1年以下の共同研究ではほとんど成果を挙げられない)。

夕方は博士論文の審査会。今年度は初めての主査をしているのだが、色々と分からないことが多くて心配である。どの順番で審議していかないといけないか、とか。博士論文の審査委員会はコース会議、コース長会議、教授会の順番で審議して設置が承認される一方、審査報告は公聴会のあとコース会議で承認されたら、コース長会議を経ずに直接教授会にかかる。

自分は大学院教務委員を2年間やったし、最後は1年間委員長だったにも関わらず、ちゃんと把握できていなかった(一応、博士の学位審査に必要な手順で明文化されていなかった手順は自分の委員長の間に明文化して改善したはずだが、それでも「書かれていないこの手順は書かれていないのか存在しないのか」がすぐには判断つかない)。ややこしい。

というわけで、[twitter:@moguranosenshi] くんの公聴会の情報は以下。

  • 時間: 2018年2月8日(木)16:30-18:00
  • 場所: 首都大学東京日野キャンパス2-302
  • タイトル: Text Simplification without Simplified Corpora(平易なコーパスを用いないテキスト平易化)

講演および質疑は日本語で行われる予定で、どなたでも参加可能なので、興味のある方はどうぞ。