ポスターは距離が近くてやりやすい

午前2時に起きてメール処理と国際会議の area chair の仕事。今週中にやらないといけないので、とにかく徹夜してでもやる必要があるのだが、仕事の日以外に徹夜すると娘の相手ができなくなってしまう(致命的)ので、出勤日として1ヶ月以上前から確保してある今日にやるしかないのであった。一応7時に娘が起きるまでになんとか最低限の仕事はできたと思うので、一安心。8割の完成度でも(6割でも)とにかく出すしかないので、綱渡り。

午前中は出勤して大学院の公開期末評価。確保していたと思っていた部屋が違って右往左往したりしたが、なんとか時間通りに始められた。石川研は研究もさることながら、しっかりスライドを作っていてすごいなぁ。うちの研究室と同時に研究室ができたので、最初はほとんど学生がいなかったという状況は同じなのだが、よくこれだけの短期間で研究室のレベルがこんなに上がるものだと思ったりする(石川先生、ものすごく忙しそうなのに)。なかなか国際会議での発表につながらない、ということを以前お聞きした気はするのだが、これは研究室単位での問題というよりは、コースとして学生の英語力が低いというのが根本的な問題なので、新しい学科では変えていきたいものではあるが……。

午後は修士論文の中間発表(ポスター)。副査に入っているポスターは聞いてコメントをしないといけないので、60分で7人前後の発表を聞く必要があり、実は意外と忙しい(1発表につき、5分くらいで聞くつもりで回らないと、話し込んだらすぐ時間が来てしまう)。副査の学生の研究の進捗を聞くのは半年ごとなのだが、M2 の夏だけがポスターで、 残りは口頭になっており、口頭だと学生と直接話し込むことができないので、できれば M1 のうちでも1回はポスターをやってほしいのだけど(卒業研究と研究テーマを変えていない場合、あまり進捗がない、という学生が多いかもしれないが)。

それぞれの研究室の研究にはカラーがあるが、着任して5年目にしてようやくどのタイミングでどういうコメントを言えばいいか(その後の研究の方向性に影響を与えることができるか)、ということがなんとなく分かって来たので、色々コメントをしたりする。結局のところ、M2 のこの時期に突然コメントをしても大筋を変えられるものではないので、M1 のうちから(遅くとも M1 の後期までに)言わないといけないのであるが……。

夕方はコース会議。現行の教育組織も来年の学部再編後もあと3年は存続させなければならないので、2つの組織の話が並行して進むのだが、組織を立ち上げるのと違って組織を畳むのは後ろ向きな処理が多くてなんとも言えない。しかしこういう処理も必要な処理なので、何事も勉強である。