小論は小がついても論文だ

来週が NAIST の出願〆切のせいか、小論文の添削の依頼が来るのだが、昨年度から本学の学生の小論文にしかコメントをしないことにしたので、見てほしい人は志望研究室の学生などに相談してほしい(メールの本文で何か相談をされれば、それについては返信をするかもしれないが、PDF や Word 文書に書き込んだりはしない、という意味)。

本学の学生についても、本来このような指導は B4 の研究室配属でされるものなので、B3 の学生の小論文にコメントするのはなんか違うように思っているのだが……(飛び級自体は自分はポジティブにもネガティブにも考えていないので、行きたい人は挑戦するといいと思うけど、積極的に留年させないのと同様、積極的に飛び級を手伝う必要はないのではないか、ということ)。ちなみに B4 の学生の場合は自分の研究室の学生に限らず、本学の学生であれば(他コースの学生や南大沢の学生ですら)NAIST 受験希望者には普通に相談に乗っている。

昼から進捗報告。週末が大学の法定停電だったせいでサーバの電源を落としているのだが、そのうちの1つが(電源の問題で?)立ち上がっていないらしい。すぐにも見に行って解決してあげたいところだが、サーバ関係は少し作業を始めるとすぐに1時間2時間を溶かしてしまうタスクなので、十分時間がないと行けないのが悩みどころ。うち、今年度に入って GeForce GTX 1080 Ti を6枚購入したのだが、まだ全部装着していないのであった。K40が4枚刺さっているサーバにトラブルがあり、現在使えるのは GeForce GTX TITAN X が12枚、GeForce GTX 1080 Ti が3枚、P40 が2枚の合計17枚で、ニューラル勢4人くらいで譲り合って使っているようだ(IJCNLP の締め切りに向けて、緊急度の高い人が優先)。

夕方はうちの研究室の受験希望者(留学生)と面談。今年度は定員が厳しいために博士後期課程に進学希望の人のみ受験を許可するつもりだが(来年度以降は NAIST 松本研の受け入れ能力がなくなるので、博士後期課程に進学希望の人でなくても受験を許可する予定)、話を聞いてみると、自然言語処理が特に研究したいわけではないということで、それならうちじゃないところ(研究室 or 大学)を受けてほしい、とウェブサイトにもそう書いてあるし、直接そのように伝える。

「他の受験生はそんなにやりたいことが明確に決まっているのですか?」と逆に聞かれ、確かにそんなにやりたいことが明確に決まっている必要はないのだが(どうせ入学してからほとんどの人は変わるし)、少なくとも自然言語処理をしたい、というところは(受けてほしい人に関しては)全員明確だと思っているし、自然言語処理以外でもいい、というなら他の研究室でもいいよね、というシンプルな話なのだが……。