教室が足りなくなればプレハブに

午前中は保育園の運営会議。議題は週5日保育を超えた場合の追加料金の導入について。これまで週5日利用でも週6日利用でも金額が同じというのがむしろ異様な状況だったので、受益者負担ということで料金が発生することにはみんな異論はないのだが、運用的にどのようにするのが最適か、というところで色々と紛糾(多分、最初の説明が悪かったせいなのだが、たまたまその回は自分が連絡を受けずに運営会議が開催されてしまった回なので、どうしようもない)。

結局、月〜金を基本として「基準日」を設定し、土曜日に利用する人は振替日(つまり子どもを登園させない日)を届け出、振替日が指定できる限りは追加料金が発生しないが、振替日が指定できない場合に追加料金が発生する、という運用が一番手間がかからずシンプル、という話に落ち着きそうだったのだが、そうするとどうも問題が発生するケースがあるらしい。具体的には、火〜土利用で月曜に休むという利用を現にしている人から、土曜日に利用して月曜日に代わりに休ませているのだが、「ハッピーマンデー」の影響で月曜日が休みになることが多く、自分としては代わりに休ませたいのに休んだことにならず、追加料金が発生するので実質値上げになる、ということである。

言われてみると確かにそれはごもっともだが、かといって保育園は日本の暦日通り動いているのでどうしようもないし、認可園と違って認証園は1年ごとの契約なのでこのタイミングで契約を改定しないと(せっかく1年かけて議論してきたのに)導入が1年後になってしまうし、なんとも言えない。

あと来年度の予算編成だが、認証園の悲しいところで認可園の合否(?)が分からないと誰が来るのか確定しないので、年度明けになるとのこと。何歳児を何人入れたい、という計画はあるそうだが、なかなか見通しが立たない。(結局何月から入ってくれるかというのが重要で、4月から入ってくれればもっとも財政的にはプラスだが、子どもや親の都合でそうなるとも限らない)

市の保育園紹介のパンフレットに「保活は不要です!」というキャッチコピーを入れる案が出ていて、在園児の弟や妹は産まれたら基本的に入れるという運用をしている園は多くないそうで、それをアピールしよう、という意図。親も含めて長く在園してほしい、というコンセプトの園なので、そういうキャッチコピーはどんどんやったらいいと思う。逆に、すぐ認可園に転出してしまいそうな親をターゲットにしても、結局出入りが激しくて(あと、あまり保育に協力的ではなかったりして)園としては疲弊するだろうし、「きょうだい歓迎」はよい方針だと思う。(卒園児の弟や妹とかも)

保育園関係は共働き家庭ではいろいろと言いたいことがある人も多いだろうが、こうやって実際に運営に関わると(保育士の採用計画も運営で議論する)単純な話でないことも分かるし、難しいなぁと思ったりする。(小学校も、子どもが増えたら教室を増やせばいいかと思うと、生徒数が10年で2倍になったり1/2になったりするのはざらなので、プレハブを建てたり図書室を潰したりしてしのぐのが普通だそうで、保育園も足りないから建てればいい、というような単純な話ではない)