首都大はみんな最初は基礎科目

朝6時から1時間ほどサーバ管理。GPU 関係は大体落ち着いたようで、あとは HDD 周り。

午前中は保育園の運営会議。今日の議題は10月からの保育料無償化に合わせた保育料の改定で、0-2歳児は住民税非課税世帯が対象なのでうちの園ではほとんどいないと思われる(シングルマザーや生活保護世帯だと、そもそも認可園に入れる)のだが、3歳児以上は上限ありというもののおそらく(そもそも最初から支給対象ではない食費等の実費を除いた金額の)全額がカバーされる見込みなので、現在存在する継続割引だとかきょうだい割引だとかをどうするか、といった話をしたりする。

あと、新卒の保育者の募集について。今は保育者の奪い合いのようで、給与面では見栄えの良い園もたくさんあるようだが、ちゃんと有給休暇が取得できるだとか、振替休日も完全取得可能だとか、そういう面でアピールする方針に。異年齢保育で担任制ではないので休みが取りやすい(たまたま保育者が少ないと「よし、少ない人数でも余裕で回しちゃおう」と思ったりするくらい)と言われて、なるほどなと思ったりする。残業はほとんどないそうだし、もし仮に残業したら残業代もフルで出るので、悪い環境ではないと思うのだけどな(額面でちょっと敬遠されがちであるというのは業界全体の問題だし)。

昼過ぎは運営の続きで freeML 終了の知らせを受けてメーリングリストを Google Groups に移動したりする。1回に10人ずつしか追加できないので、ちまちま手作業で移す。これまでの卒園した子の親も含まれているそうだが、かなりの人数。40年の歴史のある保育園というのはやはり厚みが違う。

午後は津田塾の自然言語処理の非常勤の課題の採点。講義2回につき課題を1つ出していたのである。割とみんなしっかり書いてくれていて、「おお、これは」と思うような回答も1割くらいあったりする。首都大でも大学院の授業だと「なるほど」と思うような答案用紙あるいは課題発表もあるのだが、B3 でこれだけ書けるというのはしっかり教育を受けてきているのだと思う。首都大の情報通信システムコースはそもそも B3 までほとんど専門科目がないので、B3 と B4 を経てようやく専門っぽい感じが出てくるせいかもしれないけど(津田塾は B1 から専門が結構あるそう)。まあ、これは善し悪しあり、首都大ではほとんどの学生が修士に進学するので、専門が早くスタートしないのは悪いことではない(専門を早くからやりたい人は、単科大学に進学すればいいし、異分野の人と同じキャンパスで学べる総合大学というのは他にはないメリット)と思っている。