補講日の出席率は急降下

通常授業は終わったが、今日は補講日。11月にマレーシア出張のために休講にしていたアルゴリズム演習の授業である。出席を必要とはしていない授業だし、B2 は基本的に南大沢キャンパスなので何人来るかと思っていたが、来たのは40数人中6人であった。やはり補講にしない方がよかったなぁー。

昼から依頼のあった過去のデータを引っ張り出して見たりするが、データを見たりコードを書いたりすると容易に数時間がなくなってしまう。こういうのって、時間のあるときにしかできないし、30分だけ見て閉じた方がよかったかも、と思ったりする。

夕方は修士論文(副査)の概要のコメント。去年の学生の副査から、M1〜M2を通しで見る学生が出てきたが、2年間見ていると成長が分かってよい(過去にしたコメントが活かされているのが分かる)。逆にいうと、最後の審査だけ依頼されても、論文についてのコメントはできるが教育的なコメントはしにくいので、専門分野が近くなければ、あまりやりがいを感じないかも……。

あと、例年副査の学生の修論のクオリティが上がってきている実感があり、こちらも嬉しいことである。自分の研究室だけトップレベルにしたいわけではなく、所属するコースの情報系の研究室全体のレベルを少しずつ上げたいと考えていて、まだまだ手薄な分野は残っているが(コーディング能力を全体的に上げたいが、低年次からプログラミングコンテストなど独学したり、プログラミング関係のアルバイトをしたりする文化がないと難しい)、割と理想的な環境になりつつある。研究室ごとに先輩の修論を見て勉強する文化があるためか、少しずつ研究室単位でも改善されているのかもしれない。

夜は学科の忘年会。実はこれまでタイミングが合わず、参加するのは初めて。普段の学内の仕事ではほとんど学生か職員の方としかやり取りしないので、こうやって教員の方々と話したりする機会は重要だと思うのだが、飲み会は基本的に夜開催なので、子どもが小さいうちは参加しにくいのである。

忘年会では、学会運営や研究室運営について、なるほどな〜、と思うようなお話や、教員の採用っていろいろ考えるんだなぁ、というようなお話を伺ったりする。自分も現在の職場に採用してもらってありがたく思っているので(博士号取得から3年目だったので、抜擢していただいた)、10年後、20年後には自分がそういう立場になるんだろうなと思って、日々見識を深めようと思う次第である。気の長い話のように思えるが、割とあっという間ではなかろうか……。(高校を出てからもう20年経っていることを考えると、毎日の生活を繰り返しているだけで、気が付いたら10年過ぎてそう)