タグ付けを仕様なしにはつけられず

午前中は受託研究のミーティング。この研究、受託研究といえどアノテーションをしっかりしてくださっているので、ミーティングでもけっこう有意義な議論ができて助かる。ちゃんと研究と現場の双方から知恵を出し、いいものを生み出すということができるのは、研究者冥利に尽きる。

何をどう分類したいのか分からず、分類する基準から決めてほしい(出てきたものには「これはダメ」と言う)と丸投げされるケースは難しい(結局、仕様を決めながらやらざるをえないが、その分野の知識がこちらにはなかったりしてなんともいえない)が、一休さんのように「屏風から虎を出してもらえれば、捕まえられましょう」みたいな感じで、何をしたいのかは用意してもらえるなら、ものすごくありがたいのである。

お昼には学生と面談。うちの研究室も全員が同じように過ごしているわけではなく、休学して進路を再考する学生もいたりして、人生いろいろだなあと思うのだが、自分自身3年間留年して、留学したりオープンソース開発(ボランティア活動)したりアルバイトしたり、勉強以外にいろいろやって進路も何回も悩んで方向転換して現在に至るので、悩めるうちに大いに悩むといいと思う。悩まずすーっと時間が経ってしまい、大きくなってから悩み足りなかったことに気づくほうが、大ごとになるだろうし(自分は、助教のときにもう少し悩んでもよかった気もするが、学生時代十分悩んだので満足である)。

午後は国際会議(ワークショップ)の原稿のコメント。いろいろあったが、最終的にはどれもそれなりに満足のいく形になったし、自分は論文を書くのが好きなんだなと思う。

夕方はメール処理と事務処理。事務処理が追いついておらず、職員の方々に迷惑をおかけしている……。(メール処理に関しては、外部の研究者の方々に迷惑をおかけしているわけだが)