20年経つと景色が見違える

午前中はパターン認識機械学習の授業。これは分担の授業で、自分が担当するのは後半(12月以降)なので、今回は教科書の説明をしただけだが……。

昼から博士論文のチェックをしたりなんだり。今年度、初めて博士号を取得する学生がいるので、いつ何を用意すればいいのか、というのから手探り。学部再編するので博士号の審査の資格認定をもう一度やるとかいう噂があり、正直勘弁してほしいのだが、どうしてお役所はこんなに書類を書かせるのが好きなんだろうか?

夕方は FRONTEO という会社にお邪魔して、先日の WebDB Forum で受け取り損ねた企業賞の授賞式。表彰のときに学生も自分もいないというのは申し訳ない感じだったが、研究に関するお話、大学に関するお話、色々と直接お話しできてよかった(ちなみに副賞は Raspberry Pi だったようだ)。

共同研究について話題になったのでここにも書いておくと、現在共同研究(受託研究)は契約書作成等の事務処理のオーバーヘッドが大きく、複数年度が前提でない限りは新規の契約はお受けしていない。また、総額200万円未満の場合も受けていない(単年度100万円で2年間で200万円というのは受ける可能性がある)。

自分の事務処理能力との関係でお断りせざるを得ないのが心苦しいのだが、お引き受けしてご迷惑をおかけするよりもましだと思うし、金額を書くのも少し嫌らしいが、費用感が分かることで事前に調整もできるということで、あえて記載しているのである。もう少し自分と研究室に余力があれば新規の方もお引き受けしやすいのであるが、現状難しい。(子どもが小さいうちは厳しい)

そういえば品川は以前東京水産大(現在の海洋大)のゼミに出ていたことがあり、懐かしいものだが、20年ですっかり変わってしまった。20年あればキャンパスが移転したり建物が入れ替わったりするし、十年一昔とはよく言ったものである。