どのような学生に来てほしいのか

出勤してメール処理。週明けなので例によっていろいろやることが。

お昼に国際会議のカメラレディの(英文校正に出す前の)最終チェック。見積もりをお願いしたら、(1回までの再校正が可能なプランを選択したが、2回目の再校正になってしまったので、料金の発生を覚悟していたら)無料で見てくれることになったので、ありがたい。

午後は事務処理。15人が言語処理学会年次大会に参加したので、いろいろと……。普通の時期なら研究室に学生が来るのでいいのだが、この時期は研究室に来る学生は2割程度なので、事務処理に困難を極める。去年もこれでかなり時間を奪われたのだが、今年もか……。(去年はこれに加えて謝金もあったので、死にそうだった)

最近 DP(ディプロマポリシー)や CP(カリキュラムポリシー)という用語はよく聞いていたが、AP(アドミッションポリシー)というのもあるのか。前者が教務、後者が入試だと思うが、どういう学生に来てほしいか、というのは少なくとも研究室段階では大事だと思っていて、単に試験の成績がよい、あるいは意欲がある、というだけで来られてもお互い不幸なので、こういう学生に来てほしい、こういう能力を持っていることは仮定する、というのはお互い共有するとよいと思う。

一応うちの研究室は最初から研究室配属後はどういう形で何を学ぶか、どういう実力をつけることができるか、ということはウェブサイトで公開している(採用側からすると、卒業生はこれくらいのことは最低やってきている、というのが分かる)し、こういうことをしたい学生に来てほしい、ということは書いていたのだが、入ってくる人にはこういう能力がほしい、ということは書いてこなかったので、最近は少しずつ条件を足している。

具体的には、外部から修士の試験を受ける人は、来年度からは TOEIC 550 点未満の人、日本語能力検定試験の1級がない留学生はお断りしている。自分の時間や研究室のスペースが無限だったら受け入れたい気持ちなのだが、もはやいずれも有限なので、言語能力的に研究以外のところで時間がかかりそうな人を受け入れられる余裕がないのである。内部進学の人は、研究室に3年いられるので TOEIC 550点なくても構わないが、現実的にはそれくらいの英語力がないと、英語でアウトプットどころか、英語でインプットするサーベイにも苦労するのではないかな……。(そして、研究室で英文読解教室は開きたくない)

ホワイトデーなので帰りはお菓子を買って帰る。雨なので駅からバスで帰ったが、バスは乗り逃すと待ち時間がもったいないなー。