論文を初めて書くなら早めから

〆切当日なので、朝5時からひたすら言語処理学会年次大会の原稿のチェック。〆切直前に構成をがらっと変える(内容的に出版できるクオリティではない部分を削って、そちらは今後発展させて他の発表に回すことにして、残った部分を磨き上げる)原稿がいくつかあったり、そもそも実験結果がうまく出ていなかったがミラクルで最後にそこそこ納得のいく結果が出て発表にゴーサインを出せた原稿があったり、色々なドラマがある。

原稿を以前に一緒に書いたことがある人は、細々とした指摘をしなくていいので、割とギリギリでも大丈夫であることが分かった。逆に、原稿を一緒に書いたことがない人は、人によっては1ヶ月前から書き始めても遅いようで、初めて書く人と2回目以降の人で目次発表の時期を分けた方がいい(初めて書く人の〆切を早く設定した方がいい)のかも、と思ったりする。初めて書く人については、どれくらいの速度で書けるかという点についてはデータがないし、「できます」という自己申告は経験上当てにならないのである(「できません」は当てになるが)。

研究会では簡単に修士論文の進捗確認をする。今年の卒業生はみんな査読付き国際会議で発表経験があるし、人数も4人と少ないのでいいが、来年は修士論文を書く学生が8人いるのでちょっと不安である(去年も8人で、結構大変だった)。チェック回数を3回から2回に減らせばいいのだが、さすがに2回ではまずい気がするので、12〜1月の予定で何かを減らさないといけないのだが、何を減らすべきか……。(来年度の後期はB1の授業が合計20コマ近く増えるのも気がかり)

結局研究室からは9本投稿できたようだ。みなさんお疲れ様!