学内の発表会は学生で

午前中は大学院の公開期末評価。大学院生は半年に1回、他研究室と合同の進捗報告をして、指導教員以外からコメントをもらうのである。今回は山口研、高間研と合同で、うちからは博士の学生が1人、修士の学生が3名参加。

研究室の中だけだと、グダグダになることもありうるので、こうやって外の目が入るのはよいことだと思う。研究室の中でちゃんと研究レベルを維持・向上できる場合もあるのだが、こういう制度がない研究科・大学の話を聞くと、最終審査で突然無茶なことを言われて落とされたりすることもあるので、落とすならもっと早くからアラートを出した方がいいと思うからである。学生からすると、指導教員の言う通りちゃんとやっているつもりなのに、他の教員から見ると研究になっていないと判断され、研究やり直しになるパターンである(修士ならまだしも、博士でこうなると痛い)。

とはいえ、昨今は専門分野が細分化されすぎていて、分野がずれているとあまり有益なコメントができない、ということもあったりして、話はそんなに簡単でもない。自分自身、どんな研究が来てもちゃんと有益なアドバイスができる(その研究の価値が分かる)のは高間研と石川研だけで、他の研究室の研究は、よく分からないことがある(汗)

学会での発表で発表者の学生がまごついていたら指導教員は共著者の立場で速やかに答えるべきだと思うが、学内の発表会はあくまで学生本人の研究であって、発表会ではあまり指導教員が口を出すべきではない(助け舟くらいはよいが)と思っている。特に修士論文の発表会で指導教員が口を出したりするのは最悪で、修士論文は少なくとも教員より学生の方がはるかに詳しくないといけないので、質問の意図が理解できないので勘違いして答えている、みたいなケースでなければ、本人が答えてほしい。

あと、自分が修士のとき、修論の審査会で教員同士が大揉めした、というのを目の当たりにしたことがあり、それは学生がかわいそうなので、常に学生のことを第一に考えてコメントしたいなぁ。

午後は年度内の予算消化に向けてひたすら事務処理。2月末締めの予算がいくつかあるので、今日中になんとかしないといけないのである。生協が14時までだということを把握しておらず、14時を過ぎてからなんとか開けてもらって購入したりと、冷や汗であった。とりあえず2月末締めの予算のうち3つを使い切ることができ、あとは3月末締めの予算……。