半年の基礎勉強のタイミング

午前中は研究室の全体ゼミ。NLP 若手の会シンポジウム(YANS )に向けた進捗報告を聞く。今年は北海道なので早めに確定させたいのだが、難しい。しかし YANS は最近はどうも遠方ばかり(沖縄とか、飛行機が必要なところ)でやっていて、お財布に優しくない。特に予算が潤沢にあるわけではないのにこんなにたくさん行かせているのが根本的な問題なのだと思うが、これのために旅費を取るのもイマイチだし、かといって人数を絞るのもあまりやりたくないし、難しいところである。

ちなみに、内部進学の新入生は授業がなく研究に時間を使えるからいいとして、外部から来た大学院生には、わざわざ授業の合間に研究させてまで YANS で発表させる必要はないなーと思っている。来年度からは研究室配属の仕方がガラリと変わる予定なので、YANS での発表をどうするかはまた見直す必要があるだろうが……。いっそのこと、M1 の外部進学の人の基礎勉強会も後期にやることにして、前期は授業に集中してもらうという手もあるが、そうすると外部進学の M1 の人が3月の言語処理学会年次大会で発表するのが難しくなるという問題がある。まあ、今年からは外部進学の人も入学前から基礎勉強会なり研究なりに着手してもらうことにしたので、現実的にはあまり問題はないのかもしれないけど。

午後は学部生の公開期末評価の練習。ここ数年は山口研・高間研と合同で公開期末評価をしているのだが、山口研・高間研は B4 の学生にも卒業研究の中間発表をさせているので、それに合わせてポスターを作成しているのである。割とこれはよいシステムだと思っていて、ここで一度コメントをもらっておくと、対外発表(YANS)の練習にもなるのでタイミング的にもちょうどよい。

夕方は企業の研究所の方々の訪問。かれこれ3回目だろうか。今回は研究室の卒業生もリクルーターとして来てくれた。いつもうちの学生の研究を色々聞いていただいているので、大変ありがたい。結局のところ、研究室外の人に大学でやっている研究に興味を持っていただくのが、学生にとっては一番やりがいを感じるところだと思うので……。