効率を上げるためにはログを取る

朝から京都に移動。

iPhone の充電ケーブルを忘れたので、戦々恐々としつつ新幹線の中でメール処理など。

午前中は四条でミーティング。いろいろご迷惑をおかけして申し訳ない……。

しかし難しいのは作業にかかる時間の見積もりで、年単位で時間のかかるもののように、締め切りが先だとつい忙しさや仕事の負荷の見積もりが甘目になってしまい、引き受けてしまうことでキューを占領してしまって将来的に首を絞めることである。最近は新規のお仕事はひたすらお断りばかりしているが、家族が第一、大学の仕事(教育)が第二なので、どうしようもないことがある。

2015年11-12月にかけての時間の内訳は以下である。

  • 勉強会: 4時間
  • 授業: 4時間
  • 進捗報告: 10時間
  • 共同研究: 3時間
  • 大学運営: 4時間
  • 事務処理: 2.5時間
  • その他メール: 14時間

前期の週36.5時間から週41.5時間へと増加してしまったが、土曜日に子どもの面倒を見てもらうようになったので、ほぼそれが増加分に対応する。内訳に関しては、勉強会と授業の時間をそれぞれ3時間ずつ削減したのであるが、共同研究・大学運営・事務処理が1時間ずつ増加しており(研究室の人数が増えたので、共同研究と事務処理が増えるのは仕方ないし、大学運営は去年と仕事が違うのでこれも仕方ない)、特に「その他メール」の増加(6時間→14時間)が顕著である。

メール処理に費やす時間はあまり変わっていない(大幅には増えない)ので、原稿執筆などの「その他」分が効いているのであるが、ここはもっと優先度を検討しないといけない(細分化して集計する必要がありそう)。とりあえず学会関係の仕事は減らさざるをえないと思う(今年度はかなり減らした)し、学外の人と会う頻度もかなり減らしているにだが、研究室内でも先輩が後輩の面倒を見られるようにしていきたい。

午後は京大に移動して第7回入力メソッドワークショップ(という名前の飲み会)。毎年京都大学で開催していたのだが、小町が東京に来るタイミングで、首都大と京大の隔年開催に移行して、今年は京大の回だったのである。

昨年は発表が2名だけだったので、今回は発表が4名集まってよかった、と思っていたら1件のキャンセルとライトニングトークのドタキャンがあり、急遽自分が前に研究室内で紹介した論文を紹介したり。[twitter:@Ace12358] くんの発表が盛り上がり、最後はライトニングトークの時間が足りなくなってしまったので、自分の発表はなくてもよかったのかも、という気がした。([twitter:@onick_man] さんの発表、ボリュームがあったので、口頭セッションでもよかったような……)

今回は NAIST 松本研の M1 の人2人に加え、いつもと違うメンバーの方も参加されていたのはよかったな、と思うのだが、「IM = インプットメソッドをどうにかしたい方は特に不在」というのはちょっと語弊があり、「オープンソースの IM をどうにかしたい人は特に不在」あるいは「過去は(自ら開発に携わっていたので)IM をどうにかしたかったけど、現在どうにかしたいと思っている人は特に不在」というのは正しいかもしれないが、いつも半分くらいの人は何らかの形で IM の開発に関わっている・いた人で、今も普通にみんな関心のあることじゃないかな……。(それをオープンソースソフトウェアで出したい、という動機のある人は、自分も含め、ほとんどいなくなってしまったように思う)

自分自身、学部時代は人文系で、学部時代はオープンソースソフトウェア開発にも関わっていた(以前から小町を知っている人は知っていると思うけど、Gentoo Linux のコア開発者の一人だった)ので、自作の日本語入力エンジンを作りたい、というのが自然言語処理に進む動機の一つでもあり、気持ちは分かるのだが、商用のもので十分満足してしまっているので、あまりモチベーションが湧かないのであった。(失うものがない学生が取り組むには、それなりに勉強になる、おもしろいテーマではあると思う)

懇親会ではライブ変換についての話を聞いてもらったり、Twitter の日本語ってどうよ? という話をしたり、NAIST 松本研の人たちと話してみたり、いろいろと楽しかった。滞在時間が短かったのが残念であるが、東京開催でも来られる人と、京都開催でないと会えない人とおり、久しぶりにお会いできる方々もいて(あまり喋れなかったが)、元気そうでよかった。

来年はまた昨年に戻って東京(秋葉原)開催の予定なので、入力メソッドに興味のある方、また来年!