速読の前にひとまず精読を

午前4時に起きてメール処理。最近明け方は寒いので、6時前に起きたら床暖房をつけている。

午前中はアルゴリズムとデータ構造の演習。といっても今年は(というか毎年分担の都合で)飛び飛びの授業になってしまうので、年内は Python の演習をして、年明けにアルゴリズム演習をする予定(年明けは自分だけなので、毎週やる)。分担の授業なので仕方ないけど、どうにかならないものだろうか……。単純に授業を2つ分割し、できない箇所は代わりに小町が入るのではなく、補講で対応することにすればいいのだろうか?

昼から論文紹介。本来紹介予定だった学生が紹介できないということで、別の学生がスライドを使って紹介してくれるのだが、短時間(10-30分)で研究概要が知りたいという読み方と、そこそこ時間かけて(1-2時間)じっくり読みたい読み方では違うし、後者が前者の代わりにも、前者が後者の代わりにもならないので、両方大事だと思っている。ただし、精読できない人が速読ができるわけはないので、どちらが大事かというと、優先順位的には精読の方だし、自分で実装できるくらい、ちゃんと読む練習をしたい。

研究会は、3人の学生が国際会議の参加報告(ACL, WAT)と京大黒橋研短期滞在の報告。M1 の人たちはできるだけ外に出ていってほしいと思って、インターンシップ等で研究室外に出ることを奨励しているので、うまくいくといいな。

しかしながら、研究をほとんどしていない状態で(研究をするために)外に行くのはどうなんだろう、と最近は思うようになった。特に、外部から進学してくる人は、卒論でどこまでしっかり研究したかに依存する(ほとんどの場合、修論はともかく卒論ではちゃんと指導されていない)。外に行くのは価値があると思うのだが、研究室の中でも最近はそれなりに高度なことをしているので、外に行くのは中で一度研究をしてからの方がいいのでは? と思うのである。優秀な学生は積極的に外に行って武者修行してきてもらいたいが、ちゃんと基礎勉強会の出来具合(たとえば言語処理100本ノックがどこまでできたか)をチェックした方がいいのだろうか?