diff を見てアノテーションを議論する

朝4時半に起きて書類書き。この時間に起きるのは苦痛ではない(特に眠くない)のだが、寝る時間が午後8-9時なので、12時くらいに自然と目が覚めたとき、もう一度寝ざるを得ないのがもったいない。午前2時に起きたらそのまま起きていられるのだが……

午前中はソーシャルメディア解析勉強会。今回から、実際のデータを見てアノテーション(タグ付け)をする作業。何人かのアノテーションをもらって diff を見ながら議論する。答えが一つしかない、というのではないので、みんなで議論しつつ見えてくるものを共有したい。ただ、思ったより結構揺れるなぁ、という印象。悩ましい事例は確かにないわけではないのだが、やはり日本語に関する知識が人によって違うので、アノテーションが厳しい人は厳しいのだろうな……。見た感じ、4人中2人はアノテーションに特に適性があり、残り2人は普通の適性。絶対無理! という人がいなかっただけ、幸運だったのかもしれない。

アノテーション過程で、しょこたんブログを見てみたが、最近は普通の文体になっていた。あまり例として適切でなくなっていて、残念。あと「なう」の品詞ってなんですか?という話題も思い出したので紹介したが、これどうするのがいいのだろうか?

そういえば、研究室の RA(リサーチ・アシスタント)の書類を改めて用意していて、RA はアルバイトと比べるとだいぶ手続きが違って面倒くさいのだが、身分も普通のアルバイトと比べてかなり違う、ということを知る。こういう違いがあるので、原則的に博士後期課程の学生がやっているのか〜。

午後は共同研究(予定)先の方々がいらっしゃる。結構遠いと思うのだが、今年もうかれこれ4回くらい来ていただいているのではなかろうか……。ありがたいことである。

ついでにうちの情報抽出勉強会に出ていただき、いろいろコメントをいただいたりする。こういうコメントをいただけるというのはありがたいことだなぁ。外部の人からも同じコメントをもらえると、正しいことを言っている証拠にもなるし、違った意見だと、多様性が出る。

悲しいことに、教員がいくら言ってもやってくれないのに、外部の人に言われるとやることもあったりするが、教員の言うことを黙って聞いていればよい、というわけではないし、教員としては学生が前に進んでくれることが最重要なので、外部から人をお招きしてやる気になってくれるならいくらでも調整するし、外部の勉強会に行くとモチベーションが上がるならいくらでも補助するし、「大学(研究室)」という仕組みを最大限活用してほしいと思っている。

学生でなくなると、日々の業務が忙しく、なかなか純粋に自分の能力を上げる、ということができないので、今のうちに大きく能力向上にエネルギーを割いておくといいのでは、と思う。もちろん、ぐーたらするのも学生のうちしかできないので、学生でなくなったらぐーたらするのは諦める、と思って遊ぶ方向にエネルギーを割く、という考え方もあり、アリとキリギリスの違いなだけで、キリギリスのように生きるという選択肢もあるだろう。自分自身、ゆっくり学生生活を送るためにあえて2年留年している(3年目はアクシデントというか自分の不注意だが)ので、(自分はたまたま大きな問題がなかっただけで、特にお勧めはしないが)留年して時間を作るという手も大いにあると思っている。