2年間1.5倍努力する

月曜と火曜の朝は授業があるのでなかなか気が抜けない。毎週欠かさず授業をする、というのは大変……。まあ、その代わり研究室に行けば自分は話す側ではなく聞く側になるので、これでバランスが取れているのかもしれない。

お昼は機械翻訳に関するミーティング。手法の決定に関するところは極めて重要なので、もっと頻繁に、ちゃんと時間を取ったほうがいいのだが、全員の予定の共通部分を取ると(M1 の人は授業があるために)、昼休みしか空いていないのである。しかしまだベースラインも動いていない。これ、あと1ヶ月で結果を出すのは無理なんじゃないか感が出てきたのだが、なんとかなるのだろうか。というか、機械翻訳を研究テーマにするなら、ずっと取り組んでいないと厳しいなぁ。

午後は読解支援勉強会の進捗報告。割といろいろ研究が進んでいておもしろい。B4 の人でも(というか、授業がない B4 だからこそ?)研究できると思うし、逆に M1 の人たちが授業と授業の課題ばかりで大変そう。しかし、外部から進学してくる人は、事前に自然言語処理機械学習、プログラミング等の基礎知識を身に付けていない場合、内部進学の人が3年かけて学ぶことを2年で学ぶので、本音としては内部から進学する人の1.5倍時間を使ってほしいのだが、なかなかそうもいかず大変厳しい。博士後期課程進学希望の人であれば、就職活動が入らないので、問題ないのだが……。

夕方は進捗報告。サーベイ報告してくれるようになったのはよいのだが、1本の論文を20分かけて紹介してほしいわけではなく、10枚以上のスライドを作るのに時間を使って1本しかサーベイせずに力つきるのは避けたい(一応スライドは5枚でまとめてほしいと伝えてある)。ポイントは前回までと異なる論文をたくさんリストに加えることなので、アブストラクトと中身を眺める程度でいいのでもっと多読してほしいかな……(精読する論文紹介は、毎週別にやっているのである)。

もっとも、人には向き不向きがあるので、研究テーマを学生に与えて研究させる、というようなポリシーの研究室であれば、論文リストも教員や先輩から降ってくるので、そういう研究室であれば、論文を読むより実装が好きな人が活躍できそうにも思う(残念ながら、うちはそういう研究室ではないが)。