サーベイは研究だけのものでない

午前中、言語学習支援勉強会の進捗報告。LREC(言語資源と評価に関する国際会議)組とそうでない組。今日が NL 研(情報処理学会自然言語処理研究会)の発表申し込み〆切であることを聞き、発表できそうな人を募ったところ、手を挙げてくれる人がいて、よかった。毎回1-2件は発表したいと思っているのだが、前回と今回は1件しか発表できていない。本来 M2 の人がもっと発表するべきだと思うのだけど、今年は就職活動が長期化してしまったので、もろにその煽りが出てしまっている。来年度は現在 M1 の人も(言語処理学会年次大会をスルーするなら)NL 研で発表してもらいたい。

昼過ぎは機械翻訳勉強会。遅ればせながら(?)うちの研究室もニューラル翻訳のブームが来ている。5月に提案したときは誰も食いつかなかったのだが、一周遅れでもとりあえずやってみるという気持ちがあるだけよいと思う。昨年までは、そもそも研究室内で最先端の研究の話ができなかったのである。論文読み会を何回も開催したり、サーベイ報告を毎週してもらったりしたせいかどうかは分からないが、一朝一夕では研究の話ができない、というのをこの3年で痛感しているので、研究室内で今年や去年くらいの論文の話ができるだけで幸せである。

午後は大学院のプロジェクト演習の授業。毎週集まって議論できるのはいいのだが、最初はもう少し頻度を多くしないと意味がない(方針が決まってからは、時々でもよい)気がしている。今さら感はあるが……。これも、論文でなくていいから最初はサーベイしないといけないのだが、サーベイに十分時間を取ってくれないと、作った後に何か見つかっても後の祭りなのである。