90分あると必ず起きている

今日は妻が仕事なので上の子は保育園に。上の子が保育園まで自転車で行きたがったが、帰りが雨になりそうだったので説得して断念させる(雨だと自転車で帰って来られないので)。

午前中は進捗報告を聞く。緊急事態宣言が解除されて6/22以降は授業が対面授業になる可能性があるのだが、毎週体調不良の学生が週に2人(1割)くらいいるので、やはりオンラインでやったほうがいいと思うし、うちの研究室のイベントは9月までは全てオンラインで参加するオプションを残しておく予定である。10月以降は進捗報告については原則オンサイトに変えるかもしれないが(進捗報告はグループ単位なので、進捗報告で集まったあとに話し合ったりすることもできるのが大きい)。

昼は国際会議の原稿にコメントを入れる。うちの研究室では、卒論や修論は本人が英語で書き直して投稿したい、と言うのでなければ教員が引き取って英語にして投稿する(あるいは論文誌に投稿する)、ということはしていないのだが、教員で巻き取って英語にして投稿したい、という話を聞いて感銘を受ける。そうしていかないと後に残っていかないよなあ、と思うし、研究室の助教の人にそうやって業績をつけさせてあげる(公募に出したりなんだりと、業績があるに越したことはないので)、という話も聞く。しかし自分にとってはやはり論文を書くというのは目的ではなく手段で、やりたいのは自分で論文を書くという経験を体験させることを通じて教育するということのようなので、よほどの事情がない限りは学生の代わりに書いたりはしないだろうな。自分で論文を書くならそれは自分がやった研究であり、それはある意味教育目的で、自分自身の教育のために自分で研究して論文を書く、という構造をしている。

午後は B3 の機械学習の授業。木曜日から保育園が通常保育に戻るので、下の子を同伴して授業するのはこれが最後なのだが、奇跡的に授業の開始前から寝ていて、授業が終わるまで起きなかったので、大変スムーズであった。先週の月曜日から授業が始まり、合計5回の授業を下の子同席の元でやったが、90分もあるとだいたいどこかのタイミングでは目を覚ましていて、ミルクを1回は飲ませる必要があり、オムツを1回は交換する必要があり、抱っこ紐で抱っこしないと静かにならない(し、両手が自由にならないので Zoom ができない)のである。こんな授業は自分の人生でも後にも先にもこれだけだと思うが、生後7ヶ月の子どもを見ることも20歳前後の学生からするとしばらくない経験だと思うので、ご笑覧いただければ……。