遠足で親も楽しむ保育園

今日は保育園の卒園遠足である。例年、卒園する園児の親が企画から何から全て手配するものだそうで、今年は西東京市多摩六都科学館に行く。

西東京市の前身である田無市民のころから、多摩六都科学館の存在は知っていたのだが、まだ一度も行ったことがなかった。「はなバス」というコミュニテイバスで行けるのだが、田無駅まで出ないと乗れないので、どうしたものかと思っていたが、駐車場があるらしいので、車で行くことに。(先月ニトリに行ったとき、車で入ろうとして係員に制止されている人がいたので、車では行けないと思っていた)

9:55集合だったので、時間に合わせて出発。駐車場はガラガラで、余裕で止めることができた(しかしすぐ人が増え、13時に帰るときには満車だったので、車で行きたい人は10時前に行ったほうがよい)。

入り口で保育園のみんなが集合していたので、チケットをもらって三々五々中で遊ぶ。みんなで一つのことをするのではなく、最初に集まるのとお昼を食べるのだけが、一緒にやることらしい。非常にこの保育園らしい自由さである(笑)

中ではちょうど来館300万人目の家族の表彰をしているところだったが、気にせずベビーカーを受付で借りて中に入る。ベビーカーも抱っこ紐も持ってくるのを忘れていたので、無料でベビーカーを借りられるのはとてもありがたかった。

0歳児はあまり楽しめないかな?と思っていたが、意外にいろいろ楽しそうに過ごしていた。月では重力がどうなるか、という体験ができたり、錯視や錯覚の体験ができたり、リニアモーターカーのミニチュアを運転できたり、大人でもおもしろい。ただ、最先端の科学研究をしていても、一般向けにデモできるのはこういう内容になるのだろうし、自然言語処理、少し広げても人工知能の研究として、どういうデモをすればいいのだろうか、と考えたりする。必ずしも自分の研究していることそのものが、分かりやすいデモになるとは限らないとき、分かりやすさを優先するべきか?と思ってしまうが、やはり自分でやった研究・作ったものでないと、いくら見栄えがよくても大学としてはダメだろうな。

あと、他の園児や親御さんたち、保育者さんたちを見ることができたのも有意義であった。

保育者さんたちは、いつもと違う私服(?)モードで、あれっ、どちら様でしたっけ?と思ったりした(汗)いま土曜日保育を頼んでいる人がいないらしいので、土曜日は保育者さんたちも休みじゃないかと思うのだが(もしかしたらおもちゃの消毒などするために出勤しているかもしれないが)、休日出勤してくださってありがたいことである。

親御さんたちに至っては、送り迎えで同じ時間帯の人には会うのだが、時間帯がずれていると月1の全体会くらいしか会わないし、送り迎えが同じ時間帯でも父親が送り迎えに来ていることは稀なので、どういう父なのか知るのはこういう機会でないとなかなかないのだ(22園児中、全体会で見たことある父親は4人)。まあ、父親がいるからといって、特に話しかけたりするわけではないのだけど……。(父親が来ているかどうかより、子ども同士が仲がいいと、共通の話題があるので話しかけやすい)

あいにくの雨模様でお昼ご飯のあとのレクリエーションはできなかったけど、こんな施設が田無にあるのを知ることができてよかった。また来たいな。娘が6歳になったら我々が卒園遠足を企画しないといけないが、そのころには今の園児は全員いないだろうから、もう一度ここに遠足で来てもいいかもしれない(笑)