20年後世界に雄飛するたまごたち

久しぶりに SEG 世界史の増谷先生クラスの同窓会。増谷先生のご自宅で、10人ほど。去年も1回あったので、1年ぶりである。

集まった人たち、いつものメンバーが中心だが、みなさん世界各地を飛び回っていたり、ご兄弟が海外にいたり、やっぱり SEG というか東京の中高一貫校というのは特殊な環境だったのではないか、と思ったりする。自分の中高の同級生も、Facebook を見ていると、ほとんどが医者かあるいは海外に在住しているし……(そういう人ほど Facebook を利用しているというだけかもしれないが)。

娘は最初おっかなびっくりで自分にしがみついていたが、30分もすると慣れ、増谷先生の息子さんに抱かれてご機嫌。最近机の前に抱かれて座ると激しくえびぞりを繰り返して楽しそうに遊ぶのだが、よく机に頭をぶつけているのに懲りない……。

増谷先生は自分のことを高校生のころ(20年前)から知っているのだが、いまこうやって子育てしている姿に全然違和感がないそうだ。自分的には高校生のころ、将来自分が結婚して子どもがいるなんて想像もつかなかったものだが、そう言っていただけると、自分もあまり変わってないのかも、と思ったりする。

いろいろとおいしい料理をご馳走になりながら、みなさんの近況を聞いたり、ヨーロッパの話をお伺いしたり。世界史のクラスだからか、ヨーロッパ好きの人が多い。自分はというと、ヨーロッパで(乗り継ぎを除いて)行ったことがあるのはベルギーとチェコブルガリアだけで、イギリスとかドイツ・オーストリア、フランスやイタリアやスペインのような国に行ったことがないのだが、そのうち行ってみたいなぁ(そういえば今年の EMNLP という国際会議はポルトガル)。

世界史のクラスでは座席は自由だったのだが、大体開成の生徒は一番前に座って熱心に聞いていて、麻布の生徒は真ん中で固まっていて、武蔵の生徒は一番後ろでバラバラに腕組みしたりしていた、という話をお聞きして、なんだか特徴が出ているな、と思う。自分は目が悪いので一番後ろには座らないのだが、武蔵生は基本的につるまないので、同じクラスに2人いたらあえて別々の場所に座るだろう。

大学受験が易化し、逆に中学入試が激化していると聞くけど、小学3年生くらいから受験勉強する意味があるのだろうか?それで実力以上の大学に入っても、伸びきったゴムのようにマージンがないと、結局困るんじゃないかと思うのだが……。などと思いつつ、自分のところの大学生には、就職する3年以上前から基礎力をつけさせよう、なんて考えているわけなので、なんだか自己矛盾のような気もするけど(汗)

東京にいると東京(や大都市圏)でしか起きていない現象を、日本のどこでも起きている問題だと錯覚しがちなので、気をつけようと思いつつ、中にいるとなかなか難しい。(アメリカでも、一部しか見ていないが全部そうであるかのように思ってしまう)いろいろアンテナを伸ばすしかないのだが、最近そういう時間が取れないので、どうすればいいのかなー。

そういえば、増谷先生のあと長らく開講されていなかったSEG世界史のクラスが、別の講師で復活するらしい。しかし、講師が30歳くらいで元ジャニーズという噂なのだが、いったいどういう人なんだろうか……(さすがに元ジャニーズはないような?)