How TMU Works

午前中、娘と散歩。土曜日に娘と2人で過ごすのにも慣れてきた。最近は昼寝の回数が3回から2回に減りつつあり、午前中に昼寝をしないと午後に1時間以上寝るようになったので、固めて時間が取れるようになってきた。

そういうわけで、午後は娘の寝ているうちにいろいろとお仕事。共同研究の報告書を書いたり、作文をしたり。自分が研究代表者になっている研究はよいのだが、共同研究の分担関係はいったん取りまとめる人に出す必要があるので、若干〆切が早いのであった。

共同研究については、たくさん手を出しても論文につながらないので、やるなら学生1人がそのテーマで卒論あるいは修論を書くくらいちゃんとやりたいのだが、なかなかそのように行くものばかりではないし、公的な大学の研究室としての社会的な役割としては、論文にならなくても自然言語処理の知識で貢献できることもあるだろうし、(特に旧知の人からの依頼は)可能な範囲で協力できればとは思っている。

そういえば、少しずつ読んでいた「How Google Works」を先日読み終えた。

How Google Works

How Google Works

Google のような環境をどのように作るか、という話がいろいろ書かれていて、そうだよなぁ、と思うところが多かったが、こういう(悪い意味ではない)「選良」的な組織を作る、というのが Google 的な環境を作る、あるいは維持するのに最善の方策なのかもしれないが、大学の教員としては、やはり教育の可能性を信じたいとも思う。現状の能力がどうであれ、光れば磨く原石をいかに見出し、成長してもらうか、ということである。同じ大学でも、東大や京大でベストなやり方と首都大でベストなやり方は違うだろうし、学生、教員、そして職員それぞれが、ここに来て(そして「卒業」して)よかったな、と思えるような環境にしたいと思っている。