研究の相談もできる相談員

雪が降るという予報だったが、すぐ止むということで、車で保育園に寄ってそのまま出勤。

午前中は共同研究のミーティング。今回は前期に共同研究を積極的に進めてくれた学生だけでなく、後期に共同研究の内容の一部を担当してくれた学生にも参加してもらい、ざっくばらんに話す。さすがというかなんというか、自然言語処理が専門でなくても、自然言語処理の研究内容に関するコメント(モデルに関する直感?)が鋭い。

今月の頭に企業の方々が研究室を見学されたときも全く同じことを思ったのだが、ちゃんと修士まででしっかり研究の基礎を身につけている人は、(必ずしも研究所ではない)企業に入っても、研究に対する姿勢や切り込み方が一級で、やはりうちの学生にもそんなふうになってもらいたいと思うし、もっとこういう方々に来ていただいて(あるいはこちらから出向いて)学生と話をしてもらって、研究的な考え方はどういうものか?ということを体感してもらいたいな(大学院を出て研究職に就いてほしいと思っているわけではないが、大学院にいる間だけは研究に没頭できるし、そういう世界があるものだと知るのは知見を広げるために悪くないと思うので、ぜひこの機会を活用してほしい)。

昼から SICP(プログラミングの教科書)の勉強会。本文を読んで演習問題を全て解く、というスタイルでやっているのだが、いろいろと他のイベントが中に入ったせいで遅れ気味で、結局第2章もギリギリなのだが、とにかく2章までは今学期中にやりきりたい、と思ってあと2回勉強会をやらせてもらうことにする。3章以降は読みたい学生がいたら有志で続けてもらえればいいかなと……(そもそも自分が松本研にいたときは、教員に言われるでもなく自分が言い出してメンバーを募って勝手に読んでいたし)。

夕方は研究相談を受ける。言語処理学会年次大会の研究をベースに、追加実験をしたりしつつ英文化し、国際会議に投稿したいと考えている人は、そろそろ動き始めたほうがよいと思うのだが、特別研究(いわゆる卒研)が一区切りするまでは厳しいか……。英語にするのは、日本語で書くときと同様、最初はひたすら何も考えず分量を埋めるのに集中して、第0稿をとにかく作る、という作業に没頭するとよいのだが、固めて時間が取れないとなかなか難しいしなぁ〜。

夜は学会のプログラム委員のお仕事。最近学会関係は土日や帰宅後に仕事をせざるをえないことが増えているので、なんとか勤務時間内に仕事を終わらせる努力をしてみる(終わらないけど)。