学会に参加できる日が少なくなってきた

午前中は東大駒場キャンパスへ。学会の委員会である。昨年度も同じように集まったのだが、1年目だったので何をすべきかよく分からず2年目の人の仕事を見よう見まねでなぞっただけで、今年度が自分的には本番である。

9時に開始し、終わったのは13時半。調べてみると、昨年は10時開始で14時過ぎに終わっていたので、かかった時間は同程度。今年は効率化されていると期待し、教授会も遅刻くらいで出られるかと思っていたのだが、全然間に合わなかった。うーむ。とはいえ、その後生じた問題の数は1/20くらいになったので、やはり相当効率がよくなったように思う(去年の手際が悪すぎたのかもしれないが、今年しか知らない人は信じてくれなさそう)。

自分も今年はだいぶ効率を上げたと思うので、毎年少しずつ変えて効率を上げていってほしいと思っている(2年間で退任で、あまり効率化するインセンティブがないので、強い心がないと前年までの踏襲になってしまう)。

そういえば、何人かから聞かれることがあったのだが、今年自分は言語処理学会年次大会にはチュートリアルの日から本会議の2日目まで参加予定である。本会議の3日目が木曜日で保育園の送り迎え担当であることと、そもそもその日が教授会なので、水曜日の懇親会には出ず、帰宅するのである(ワークショップは土曜日まであるのだが、土曜日の午前中は保育園の卒園式で、午後は学位記授与式でコース幹事として卒業証書などを手渡す業務があるので、これも両方参加せねばならない)。というわけで、自分は半分も参加できないのだが、うちの学生を見かけたらぜひ暖かく迎えてあげてほしい :)

午後は学部3年生のプロジェクト実験の最終成果報告会。うちの研究室でインターンシップをしていたグループが、最優秀賞を受賞していた。顔画像認識のタスクなのだが、MATLAB から OpenCV を呼んで処理したりしていて、去年までと比べるとだいぶ進歩している感がある。うちに来てくれていた4人はSICPもサクサクと解けるし、大変優秀なグループだとは思っていたが、さすがである。

今年の研究室配属の調査票を確認したところ、うちの研究室はまだ配属の希望者が2名しかいないようだが、まだ(研究室配属対象者は60名ほどいる中)20名近く書き込んでいないし、去年も最初は2人くらいしか書き込みがなかったのに配属〆切直前にバタバタと出入りがあって最終的に6名の希望があり、2名は他の研究室に回ってもらうことになったので、いまは学生同士、誰がどこに行くのか探り合っているところなのかなぁ。

一つ失敗したなと思ったのは、研究室見学に来た学生に任意で志望度と名前を書いてもらったのだが、たまたま来ていた大学院の受験生が非常に高い志望度で名前を書き、学部生の見学者には彼が大学院の受験生であることを伝えていなかったので、彼が最後に名前を書いてくる(ので定員が1人埋まる)と思われてないか、ということである(さすがにそれは気にしすぎか)。

ともあれ、来年度うちの研究室は D1 が2名(博士後期課程から本学)、M2 が6名、M1 が8名(現在の学部4年生の4名が全員進学。全員今年の言語処理学会年次大会で発表できることになったので、みんなよくがんばった。)で、B4 が4人来るとちょうど20人なので、今年度の10人の倍である。ようやく進捗報告が毎週ちゃんと研究の進捗報告で回せるようになりそう(昨年度と今年度は研究の進捗報告が無理だったので、研究でなくてもよいことにしていた)なので、来年度がいまから楽しみである。