運転に始まり運転に終わった三連休

朝から車を運転する。本来今日は大学的には授業日で、授業をしないといけない日だったが、研究室の勉強会はキャンセルすることにしてあって、授業も休講にして休みにする(年末に補講をしないといけないが)。

我々3人は車だが、兄は前日に実家に泊まり、実家のメンバーと一緒にタクシーだったそうだ。一番下の弟は電車とバスを乗り継いで来たらしい。兄弟4人全員勢ぞろいするのは久しぶりではなかろうか(たぶん自分の結婚式以来なので、6-7年ぶり)。

午前中は娘と割と一緒にいたのだが、娘を抱っこしていたら40歳くらいの女性(妻の親戚)から「いつもしてなくて慣れないんじゃないですか、代わりましょうか」と言われたり、娘のオムツを替えようとしたら「大丈夫ですか、できますか」と言われたり、父親は全く子どもの面倒を見ていないものだという前提で対応されたりして、居心地が悪かった。あまり性差について意識する機会がないのだが、こと子育てに関してはこういう経験が少なくなく、女性は逆の立場でこんな思いをしているのか、と複雑な気持ちになる。

1時間ほど娘を抱いて坐っていたが、泣くこともなく、静かにしていた。お花をもらったので、娘にも渡してみたりする。一度握るとなかなか離さないのだが、離してもらってお別れをする。

昼前、長丁場なので一度娘を家に戻す。さすがに2日連続(土曜日も入れると3日連続)車で外出だと疲れるだろうから、娘はどうしてもいないといけないところだけ出てもらい、残りは家で過ごしてもらいたいのであった(先週からずっと鼻の調子が悪く、変な音のせきもしていたので)。

一番下の弟も、午前中だけで退出とのことだったので、武蔵境まで送る。転勤の辞令がそろそろ来そうだが、転勤するにしても正式には数日前にならないと知らされないそうで、大変だなぁと思ったりする。大学勤めは自分で職場を選べるのでそういうことはないが、逆に言うと選択肢に出てくる大学は自分で選べないので、共働きだと職場をどうするか問題がつきまとうのが悩みの種。我々は、自分が東京に戻ることでほぼ解決された(東京は職場が多い)と思われるが、奈良にいたら妻の職場を探すのが難しかっただろう。

自分は車で再度戻り、お昼ご飯。アラサーどころかアラウンドセブンティーな方々に囲まれていたので、どんどん食べなさい、というわけで、アラサーの男性陣は3人分くらい食べることに……。まあ、食べられるけど。メロンが出されていたのだけど、先日弟の義理のお母さんからいただいたメロンが異様においしかった(少しずつ分けて夫婦で何日かかけて食べた)のを思い出した。今なら少し裏ごしして娘にもなめさせてあげるだろうが、おいしいものばかり食べていると、超グルメになるかもしれない。

最後、妻と弟さんと一度妻の実家に戻る。怒涛のような数日間であったが、さっぱりしたような、忘れ物をしたような、不思議な感じ。少しずつ時間をかけて、氷が溶けていくように、日常生活に戻っていくのであろう。

これで終わりかと思いきや、妻の荷物だと思って午前中自宅に持ち帰った紙袋が、弟さんのものであったことが発覚し、弟さんに車で家まで来てもらう。申し訳ない……。そして、それで終わりかと思いきや、忘れ物だと思って弟さんに託した所有者不明のカメラが父のもの(しかも仕事で翌日使う)であることが判明し、本日3回目のドライブに。合計運転時間が4時間になり、疲労困憊。翌日は南大沢で授業なので運転しないわけにはいかないのだが、それが終わったら、しばらく車は運転したくない……。