南大沢 NLP week 初日: 情報処理学会自然言語処理研究会 NL218

今日は首都大南大沢キャンパスで情報処理学会自然言語処理研究会(NL研)である。主査1名幹事3名で回しているのだが、主査と幹事1名が来られないということで、任務重大。しかも今回はローカルオーガナイザーも兼ねるので(しかし日野キャンパスではないので微妙にアウェイ)、けっこう緊張する。

朝日野キャンパスに出勤し、NL研の運営委員会のアジェンダを印刷したり、必要な物品を確認したりする。NAIST の kevinduh さんが研究室の見学に来たい、というので、学生室に動画配信用の機材を取りに行くついでに、荷物運びも手伝ってもらう。(しかしながら、結局 e-mobile と無線接続の ID パスワードの書かれた紙を研究室に忘れてきてしまうのだが)

車で日野から南大沢に移動する道すがら、そしてお昼ご飯を挟んで、松本研の様子を聞いたり、こっちの様子を話したり。CJE(中国語、日本語、英語の基礎解析の勉強会)が消滅した、というのを初めて知って、軽く驚く。ただ、スタッフも半分入れ替わっているし、勉強会も新陳代謝するべきだとも思う(そうしないと最先端についていけない)ので、これでよかったのではないかな。

首都大では研究室で教員が自分ひとりなので、新しく最新の論文をどんどん読んで紹介してくれる学生がいないと、じわじわと最先端から遅れていってしまうのではないか、と思うし、うまく勉強会を使わないと手詰まりになりそうである。言い換えると、教員が教えるのは最初だけにしないと、知っていることを吐き出したら終わりになってしまうので、研究的にはどれだけキャッチアップしようとしても「2013年当時最先端の研究内容であった」というようなことをやるしかなくなってしまわないか、と心配なのである。結局自然言語処理の分野は開発もちゃんと研究を追いかける必要があったりするので、修士で就職するつもりの人も、毎日のように論文を読むと将来役立つと思うんだけどな〜(Android 開発とか、自然言語処理と全く関係ない分野に就職する、あるいは就職したい人もいるだろうから、強制はできないけど。)

NL研は思ったより参加者が多く、領収書が切れてしまったので、大変ややこしいことに。とりあえず明日も来る人は明日に払ってもらうことにして、明日の10時に南大沢の本部で受け取れるよう送ってくださることができ、多少ほっとしたが、たくさん入っていても損をするものでもないし、十分入れてくれていてもよいと思うのだが……。

NL研の動画配信に関しては、今回はビデオカメラで写すのではなく、直接 PC から画像を受け取る機材(Roland VR-3というもの)をお借りしたので、だいぶ見やすくなったと思う。ビデオカメラの角度や向き、置き場所を調整する必要がなくなったので、ものすごくセットアップが楽になった。今回はマイクを会場のスピーカーから拾うことにしたので、マイクの音量と指向性マイクの向きだけ気にすればよいのである。

Roland AVミキサー VR-3

Roland AVミキサー VR-3

しかしすでに品切れだそうで、今買うならこちらだろうか?
Roland ローランド AVミキサー VR-3EX

Roland ローランド AVミキサー VR-3EX

非常に使いやすかったので、NL研関係なく、外部の方にトークをお願いしたとき収録・配信したいこともあるので、研究室で買ってもいいかもしれない。

研究会のあとはNL研の運営委員会。いろいろ議論はあるのだが、主査と幹事の仕事が多いので、運営委員の方々に分担していただく方向で、少し動いていきたい……(特に動画配信とか、増えた仕事があるので)。

運営委員会後、持っていき忘れた e-mobile を回収しに日野に戻ったり。また、NLP若手の会シンポジウムは今回企業からのスポンサーを募集しており、ありがたいことに5社からスポンサーいただけることになったので、振り込んでいただいた寄付金の領収書を発送したりする。(NLP若手の会の印鑑は、現在共同委員長である小町が大学で保管している)

あまりに忙しいので、ちょっと本気で秘書の方がほしいレベル、と Twitter でつぶやいたら、問い合わせが一件あって渡りに船。週1日だけお願いする、というような条件で来てくださる方がいるのだろうかと心配していたので、とてもありがたい。いますぐにでもお願いしたいのだが、ちょっと一度環境を見ていただいたほうがよいように思う(けっこう駅から距離があるし……)ので、面談の日を調整する。以前集計した感じでは週4.5時間くらいは事務作業があるし、学会関係の仕事でも紙ベースでやらないといけないものは苦手なので(今回も、単に領収書を3通送るだけで1.5時間かかった)、来ていただけると、本当に助かるなぁ。