久々の Perl と diff と patch

娘に午前1時に起こされたので、行きがかり仕事。syncha 0.3 が手元の Mac では動くのにサーバの Linux では動かないと学生から報告があり、ちょっと追ってみると、mecab が(UTF-8の) ipadic を使うようになっていないとダメのようだ。そんなに難しいことではないが、確かにこれは初めて遭遇すると手も足も出ないかも。そもそも、辞書が違うとどう違うのかも分からないだろうし、mecab を使ったことのある方も、辞書を切り替えて使える(収録されている単語が違うのはもとより、品詞体系も異なる)ということを知ってらっしゃる方がどれくらいいるか……。

syncha 0.3 を動かすと大量の警告が出る、という報告も受けていて、なにかと思っていたのだが、こちらは Perl のバージョンが上がったことにより、非推奨の構文があるからのようだ。非推奨でも一応動作するのだが、わざわざエラーを標準出力にリダイレクトして結果を見ているらしいので、パッチを作ってみた。diff とか patch とか、みんな使ったことないかもしれないが……。

そういえば、How to become a hacker の日本語訳のリンクがまた回ってきたので読んでみる。やはり、Perl がお勧めされている。自分で書かないまでも、まだまだ現役だし、読めるようにはなっておいたほうがいいんじゃないかな? あと、冬学期もプログラミングの勉強会をやるつもりで、やっぱり Python のほうがいいのかなぁ、と思っていたが、複数の言語を知ることも重要なので、わざわざ Python にしなくていいか、と思い直す。

その後、国際会議論文の査読。今年はこの国際会議とあと1つの国際会議で、国際会議の査読はおしまい。タイトルとアブストラクトを眺めて bidding という「競り」をするのは楽しいのだが、割り当てられた論文を読むと微妙な感じになる。まあ、自然言語処理のトップカンファレンス群は採択率20〜30%の会議ばかりなので、5本読んで1-2本通る程度だし、だいたいそんな感じ。1本くらいはおもしろい論文に当たり、いろいろコメントを書いたりするのだけどな〜。

夕方少し散歩に出かける。NAIST 松本研の ryuta-k くんが近くに住んでいると思われるのだが、具体的にどこか知らなかったので、娘の散歩がてら出かけてみると、発見。直線距離にして100mくらいだろうか。本当に近い……。雨が降ってきたので帰ったが、短時間で虫に刺されてしまった。この時期、夕方散歩にでかけるべきではないな。