関西には関西のよさがある

午後から義理の母が来ることになっていて、朝メールしたら「11時に着くように行きます」とメールが来て慌てる。「午後じゃなかったですか?」と返事を書き、午前中のつもりで準備していたら連絡が途絶えて、11時半に電話してみたら「午後になったと思って休んでいました」とのこと……。ちょっとこちらも万全ではないので、また日を改めて来てもらうことに。外で会う方がお互い楽なんだろうか?

そういえば最近谷川浩司「怒濤の関西将棋」を読んだ。

関西と関東の将棋界を対比して、関西の棋士や将棋界の歴史や人となりを紹介した本で、大変楽しめた。超一級のトッププロがこういう当事者でしか書けない内輪の話を書いてくれるのは興味深いし、やはり谷川の文章はとても読みやすい(「谷川浩司全集」という完全な将棋の専門書も高校生のころ買って読んでいたが、そのときも谷川の文章は好きだった)。

プロ棋士になるためには奨励会という養成組織を優秀な成績で通過せねばならず、そこで足踏みしてしまう話なんかを読むと、なんだか奨励会が大学院、三段リーグ(抜けて晴れて四段になるとプロ棋士)が博士論文執筆、みたいにダブって見えてしまう。いくら優秀でも抜けられない人もいる、というのはどちらも同じで、悲喜こもごもである。研究会や勉強会をして最新の動向に詳しくなり、ガチで切磋琢磨する、というのはどこでも大事なんだなぁ、と思う。

そういえば最近 iPad mini(第一世代)の Evernote でアプリケーションを切り替えると保存していないメモが消えてしまう問題に苦しめられていて、アプリを閉じたり再起動したりしてもどうしようもなかったので、iPad mini(第二世代)に乗り換えた。画面が retina になってきれいになったのもよかったが、メモが消える問題は解消され(メモリが512MBから1GBになったので、メモリ不足のせいだろうけど)、さらにいろんなアプリの動作が高速になって大満足。ほぼ毎日使うものなので、失われた時間を考えると、もっと早く買い換えればよかった。iOS 7 に上げなければ、第一世代で十分だったのかなぁ。