NLP2014: 札幌への移動日

朝早起きして札幌に移動。今週は言語処理学会年次大会が北大で開催されるのである。この時期は飛行機が飛ばない可能性があるので、前々日入りをお勧めする、という学会からの案内があったが、チュートリアルに出ることにして、かつ前泊で朝に出れば本会議の前々日になるので、突然のハプニングで遅れてもなんとかなるだろう、という目論見である。

羽田空港で学生2人と合流。今年は卒論の〆切と言語処理学会の〆切の関係で、実験が間に合わなかったので誰も投稿できなかったのだが、学部4年生のうち、進学する2人は一度参加してみると雰囲気も分かっていいだろう、と思い、聴講のみで参加してもらったのである(研究室メンバー全員は発表できそうにないことが判明した時点で、確保していた予算の一部は他の目的に振り替えたが、それでも2人くらいは発表できるかな、と参加できるくらい研究費は残してあったし)。

自分自身、M2のときにNAISTの予算で発表なしでシドニーで開催されたCOLING/ACLという自然言語処理のトップ会議に参加させてもらい、研究に対するモチベーションが大変上がった(発表なしで来ると肩身が狭いという体験もしたが(笑))ので、最初のうちはそういう参加でもよいと思うのだ。いまリンク先を見ると、M2のときすでに「来年は海外にインターンシップに行くぞー」などと書いてあるし、やはり行く人は1年くらい前から口にしている(有言実行)のではないかと思った。

札幌に着いてからホテルにチェックインし、お昼を食べてから札幌を散策。少し雪が降っていたが、まずは時計台へ。ここが「札幌三大がっかり」スポットであることを後で知ったが、確かにこれは社会科見学で来るような場所で、観光地ではないような(笑)

北大植物園に行こうか、という流れになったので、途中で北海道庁旧本庁舎に寄ってみる。レンガ作りで趣があってよい。木が雪で倒れないように保護しているのが微笑ましい。お目当ての植物園は日曜日で休園だったが、大満足である。

電波塔を経由してサッポロファクトリーへ。もともとビール工場だったらしい。併設する立ち飲みバー?で当時のビールが飲めるらしいので、注文。割とおいしいが、2杯飲むと今後に差し障りがありそうなので自粛。サッポロビールの地元だから安いのか〜。

夜は NAIST や東北大の方々と合流してジンギスカンを食べに行く予定だったが、人数が多過ぎ(20人弱)て9時まで入れないと言われ、NAIST 松本研の学生(10数人)とそれ以外に分かれる。わざわざ北海道まで来て、奈良で半径20m以内にいる人たちと食べなくていいんじゃないの、と思うのだが、M2の人たちは卒業旅行も兼ねているし、ほとんどの学生は自然言語処理の仕事には就かないので、逆に学外の人と話す動機がないのかもな〜。(博士に進学する人および博士に進学する可能性のある人は、積極的に他の研究室の人と話した方がいいと思うけど)

そういうわけで我々はすすきのまで(結局)ジンギスカンを食べに行く。途中、駅でうろうろしていた[twitter:@mrcarrot] くんがいたので合流する。富士通研の方々、東北大乾・岡崎研の学生、首都大のうちの研究室の学生で、総勢10人ほど。うちの学生は学部4年生なので、博士後期課程の学生とか、社会人の人たちと話した方が将来のイメージがしやすいだろうなと思っており、いろいろ話が弾んだようでよかった。

自分はというと[twitter:@pawjun] くんと [twitter:@k_nrt] くんから博士の学生の悩みを聞いていたが、乾・岡崎研は間違いなく有数の環境なので、どういう生活を過ごそうと、ちゃんと研究室に来て研究していたら、悪いようにはならないんじゃないかな。それより乾研の1期生の半分がD進した、という事実の方がすごいと思うけど……。

途中から[twitter:@urabe1011yuki]さんが参加されて、結構賑やかな会になる。〆は @urabe1011yuki さんに案内されて一幻というラーメン屋へ。なるほど、これはおいしい〜。到着初日にして札幌生活を満喫した感がある。