オープンキャンパスや研究室見学で学生の姿を見よう

午前中は出勤途中、職場近くの歯医者に行く。この何回も通わないといけないシステムはなんとかならないだろうか……。

お昼から大学院入試説明会。去年は外部生より内部生の方が多かった、と聞いていたのだが、今年うちのコースから来ている学生は1人で、外部から5人。内部生は内部生向けの説明会が4月下旬にもう一度あるし、個々の研究室はもう配属希望を出している(興味のある研究室は配属希望を出している)だろうから、聞きに来ないで正解だと思うが、先輩からそれを伝え聞いたのであろうか。

そういえば昨日メールで高専の3年生から、自然言語処理に興味があり、いま編入先として自然言語処理の研究できる大学を探しているので、見学できませんか、という問い合わせがあったので、大学院入試説明会の研究室見学ツアーに参加してもらう。彼女はすぐ受験するわけではないので、いろいろ見てもらったほうがいいと思ったし。NAISTにいたときも、広報部会のオープンキャンパスの研究室見学ツアー担当として毎回企画運営していたのだが、こっちに来ても同じ仕事をするとは……。

今回ツアーを組んだのは以下の4研究室。事前にメールをくれていた学生は3人だったが、当日可能なら参加したいという人も2人いたので、トータルで5人に。

たまたま参加者に人工知能関係の研究室の希望者が多かったのでこうなったが、教員20名弱の小さいコースながら、自然言語処理関係の研究室はそれなりにある印象。

みんな一緒に回ってもらったが、個人的には1:1でどんなことに興味があるのか話したいので、大人数の見学だけで主にこちらが話して終わるのは微妙なところではある。松本先生は受験希望者全員と1:1で話すことにしていたが、やっぱり自分もそのほうがいいな、と思った。

夕方は原稿の校正。字数制限がきついな〜。まあ、それくらいのほうが、この日記のようにダラダラ書かず、読みやすくなるのであろう。

夜は外部の人の進路相談と研究室見学。博士後期課程への進学を考えているらしい。自然言語処理分野は博士後期課程に進学しても路頭に迷わない恵まれた分野だと思うのだが、博士前期課程までと違い個人の精神力も試される(全員が規定の年限までに博士号を取得できるわけではない)ので、博士号取得が目的なら現実的な選択も必要かなと思った。博士後期課程は、研究の悩みを共有してくれる先輩・同期・後輩がいるといないとで全然ストレスが違うので、小さな研究室だと一人でも大丈夫な性格でないとつらいかもしれない。

見学者に加え、研究室の学生と高間研の学生合わせて5人で豊田駅前の訶訶庵というお蕎麦屋さんへ。お蕎麦もおいしくリーズナブルなので、また来てもいいかもしれない。

いろんな研究室の話を聞くと、参考になるな〜。外から見ていると論文しか見えないのであるが、学生の話を聞くと、想像と同じこともあれば違うこともある。自分の研究室も、学生から見た研究室と自分から見た研究室と、恐らく違うのであろう(自分が至らず、ダメな点もあるだろうし)。でも、入学(配属)してくる学生からすると、既にいる学生と同じように感じる可能性が高いので、受験希望者にはできるだけ在学生と話せるようにしたいと思う。在学生には負担が増えてしまうのが難点ではあるが、将来の後輩のためだと思って、協力してくれるといいな……。