育児参加休暇は有給休暇

買い物に行こうかと思ったが、特に買うものはないらしいので、家で過ごす。雪が融けていれば散歩に行ってもいいのだが、どこにぬかるみがあるか分からないので自重。

「産後クライシス」を妻から貸してもらったので読む。

(009)産後クライシス (ポプラ新書)

(009)産後クライシス (ポプラ新書)

 「あまり大したことなかった」と言われただけあって、確かに内容が薄い……。「産後うつ」のような専門用語かと思ったら、NHKの「あさイチ」の特集で作り出した造語のようだ(Wikipedia にエントリもあった)。本の内容は単に事例といくつかのグラフを出すだけで、読んでもそんなに知識が得られた気がしない(NHKの情報番組の企画や取材の仕方に関しては詳しく書かれていて、それはおもしろい)。もっとも、ワイドショーはもともとそんなものかもしれないが。

一つだけ「なるほど」と思ったのは、父親の育児参加休暇の取り方で、第一子のとき産まれてから1週間取る人が多いが、母親が入院中の世話は病院がしてくれるので別に大変ではなく、大変になる退院後こそ手伝ってほしいので、育児参加休暇を取るなら退院後、という話。ちなみに、第二子以降の場合は母親の入院中に子どもの面倒を見る必要があるので、産まれた直後から取ってよいらしい。

育児休暇は取ってみたいが、研究室に何人も教員がいるならともかく、首都大は1研究室1教員なので、現実的には数ヶ月が限度かなぁ。週2日勤務までは出勤しても育児休業給付金が出るらしいので、授業のある日だけ行くようにすれば、半年くらいは取得できるかもしれない。ただ、現実的には現状で育児休暇を取得すると育児休業給付金だけでは経済的に成り立たないので、二重の意味で厳しい(育児参加休暇は有給だが、育児休暇は無給で、雇用保険から育児休業給付金が補填されるというのも、最近知ったことだが)。

そういえばうちの研究室の学生がまだ Wikipedia のことを「Wiki」と言うので訂正しているのだが、かくいう自分も「エンジニア」で「ソフトウェアエンジニア」のことを指しているので人のことはあまり言えない。