国道20号に乗って多摩川を越えると雪国であった

朝起きてみるとだいたい雪は溶けていたので、妻を車で送って出勤。道中問題なく日野キャンパスに到着したが、教員用の駐車場に行ってみると雪かきされておらず、事務室でスコップを借りてひたすら雪かきすることに……。

9時に到着して雪かきを始めたのだが、駐車場の真ん中ほどにある自分の敷地に到着するまで3時間休みなしで延々雪かきする必要があって、汗が噴き出る。上記の写真の雪かき、全部自分だけでやった。自分以外には3人しか車で来ている人はおらず、他の方々は八王子の雪を知っているので車で来なかったのか……(というかそもそも出勤している人自体少なかったような?)

11時半から Skype ミーティングの予定だったが、12時に延期してもらってなんとか車を移動して駆けつける。ミーティング後もすぐ回復せず、研究室で一休みしてから居室に戻る。

「やる気があります」「がんばります」が信用を落とす場合があるという記事を読む。就職活動をする段階で自分にアピールできる能力がないことに気付く場合がままあるようだが、ほとんどの新卒学生は少なくとも1-2年間は準備期間があるわけで、「やりたい」という割にそれだけ時間があるのに勉強していない、あるいは勉強したはずなのに身についていない、というのは確かにネガティブな印象。

来年度のTAの書類を出さないといけないので、勉強会をどうするか考える。できる限り自分の負担を増やしたくないのだが、増えてしまいそう。去年はあまりに勉強会をやらなさすぎたなぁ。勉強ばかりになるのもよくないが、最低限やっとかないといけなくて、何を学んでいて何を学んでいないのか把握しておらず、どれくらいが最低限かというのがよく分かっていなかったのだ。

でも首都大の学部生は授業で習う内容は少ないものの、単に教わっていないだけでみんな優秀で自力でやれることは分かったので、あとはどれくらいできるかあるいはできないかが分からない、外部の人への対応である。4月には2〜3人外部から大学院生が入学して来るし、3月7日の大学院入試説明会にはうちの研究室を第2希望にする学生が2人見学に来るようで、外部から来る人でも意欲がある人はキャッチアップできるようにしておきたい。

夜は論文誌のコメント。最初日本語で発表し、英語にしたものを国際会議で発表し、それをベースに英語のまま加筆して論文誌へと投稿準備を進めていたものだが、ちょっと英語のままだと書きにくい内容なので、共著者の一声で日本語で書き直すことになったのだ。日本の自然言語処理コミュニティでは英語で論文誌を書く文化がそこまで定着しておらず、自分もこれまで英語でジャーナルを書いたことがなかったので、今回は初めての英語ジャーナルかと思っていたが……。