先日家のテレビ(2008年購入)が壊れてしまい、修理代金を調べると新規に購入しても変わらない値段だったので、購入していたが、USBのHDDを接続すると録画できるらしいので、使っていないUSBのHDDを発掘して接続。おお〜、専用のHDDでなくても(初期化されるが)録画できる。USBメモリでもできるかと思ったが、メモリではダメらしい。
日ごろそんなにテレビがなくても困らないのだが、見られないことがあらかじめ分かっている番組を録画してその週の週末にでも見たいことがときどきあり、数時間でも録画できればありがたかったので、嬉しい。これでNHKオンデマンドに入らなくってよくなった。
お昼、天気がよいので小金井公園に散歩に来たりする。子どもを見ると、つい目で追いかけてしまうな〜。
夕方は武蔵境に行き、細々とした買い物。寒くなったので手袋を買ったり、フライパンの取っ手が折れてしまったので新たに購入したり。このフライパン、妻が調査のため福島に数ヶ月行っていたときに購入したものだそうで、感慨深いものがある。ちょうど東日本大震災で福島に戻れなくなって荷物を全部引き揚げたときのことだから、もう3年になる。震災がなかったら、我々の人生も恐らく違ったことだろう。
夕下がり、先日購入した [twitter:@hwtnv] 先生(首都大の同じ学部の同僚)の「データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方」を読む。
データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方 (講談社現代新書)
- 作者: 渡邉英徳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: 新書
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読んでみると、@hwtnv 先生の自伝のような感じでおもしろい。ナガサキ・アーカイブからヒロシマ・アーカイブ、そしてツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクトといった、Google Earth など駆使したさまざまなデジタルアーカイブの仕事が、人と人とをつないでいくのがなんとも言えず「次はどうなるんだろう」と思わせるのである。最後は東日本大震災のアーカイブに関するお話で、どんどん周りを巻き込んで大きくなっていく、そういう発展途上のわくわくした感じがなんともよいのだ。ビッグデータの流行に乗ってるのかなぁ、なんて思って穿った目で、口コミが数千件とあるのでやっぱり大規模にやるのは難しそうだと思ったりした自分を恥じた。
あと、紹介されているプロジェクトや作品のそれぞれに、主体的に関わった学生たちのクレジットがしっかり書かれていて、素敵だなぁとほれぼれする。当然だと思う人も多いかもしれないが、プレスリリースなんかを見たりすると、必ずしも当然ではないのである。学生が自らプロジェクトに関わる姿もすばらしい。大学のプロジェクトは学生が中心に動いてナンボだと思うし、首都大システムデザイン学部は面倒見のよさでは他の大学を圧倒しているが、@hwtnv 研究室の学生数を考えると、これだけのプロジェクトが走るのは驚異的なことである。(自分が同じことをやろうとしたら、自分のコピーが3人くらい必要)
授業でも「もうひとりの自分」をつくろうなんて課題を出しているし、インダストリアルアートコースだけでなく情報通信システムコースもこういう授業をやったらよいと思うのだが、うちのコースは必ずしも開発することが好きで来た、という学生ばかりではないのかなぁ。もしかしたら機会がないだけかもしれないので、少しずつ試してみたいと思うが……。