大学院入試は学部入試と比べて小ぢんまり

1週間の半分外出していたので、ひたすらメール処理。メール以外の事務処理が止まってしまっている……。

昼から秋葉原キャンパスに移動して、首都大学東京の大学院のシステムデザイン研究科の入試説明会。冬季 (2014年4月入学) と夏季 (2014年10月あるいは2015年4月入学) の大学院入試の概要説明である。今年は教員1年目ということで、情報通信システムの宣伝に駆り出されているというわけである。

全体の説明は航空システム工学の福地先生がやってくださったので、自分も受験生と一緒にフムフムと聞く。システムデザイン研究科というのは基本的にエンジニアリングの研究科であり、タスク思考で問題解決をできる人材を育成する、という先日聞いたようなお話。こういう「アドミッションポリシー」がちゃんと研究科の中で統一が取れているのはよいことである。

情報通信システム「コース」、あるいは情報通信システム「学域」などという名称を使い、通じやすい「学科」という呼称を用いないのはなぜかと思ったが、学科で縦割りのタコツボになって派閥争いしたりすることに対する反省として、我々はそういう縦割りは首都大にするときに持ち込まないぞ、という固い意志の現れとして、あえて「学域」という呼び方にしている、というお話。そうだったのか〜。

また、情報通信システム研究科全体の説明が終わると、各学域 (コース) に別れて個別の説明会。ここで自分の出番なわけだが、集まったのはたったの3人……。確かに夏季募集はだいぶ先のことだけど、情報通信コースから教員1人学生1人駆り出して、来てくれるのが3人しかいない、というのは、ちょっといまいち。告知不足か時期が悪いか内容が不十分か、またはその全てか、抜本的に改善したほうがいいのではないかと思った。(研究科全体では20人以上集まったようであるが、そもそも志願者ゼロの学域もあったようである)

そういえば、先日「大学入試担当教員のぶっちゃけ話」を購入して読んだ。

期待して読んだ割には内容がなく、本来1/10くらいコンパクトに書ける話を延々引き延ばして書いているようで、がっかり。実際自分が入試担当委員にもなりうる立場になったからかもしれないが、大学によって千差万別だし、入試委員の性格上どういうことをしているのかは漏らすことができず、ほとんど書けないということは分かるのだが……。前著の教員人事に関する本は大変参考になっただけに、余計残念である。

今日手伝ってもらった [twitter:@emanonO226] くんに聞くと、アルバイト代は出るが交通費は出ないらしく、せっかく日野から来てもらったのにそれはどうかと思い、夕ご飯を一緒に食べてから帰る。自分に関しては申請したら交通費は出ると思うのだが、申請が面倒くさくて、申請手続きにかかる手間と時間を考えると、数百円だとぜんぜんペイしない……。