ばたばたと1週間目が過ぎる

朝早くの用事が一段落したので出勤時間を30分遅らせたら、通勤時の混雑が多少ましになった。晴れていたからかもしれないけど……。

定期券を Suica で作ったのだが、BIC CAMERA Suicaオートチャージに慣れすぎていて毎回チャージするのが面倒だったので (あるいは、オートチャージが有効になっている Suica と定期券を使い分けるのが面倒なので)、VIEW ALTTE でオートチャージを有効にしてみたところ、Suica 定期券でバスも乗れるようになり、至極便利になった (Suica 定期券でもオートチャージされるようになった、ということである)。バスの定期券情報も1個までは同じカードに登録できるようなのだが、小田急バス京王バスの2回バスに乗るので、とりあえず Suica への統合は見送り。

午前中は教授会。着任してからはほとんど情報通信システムコースの教員の方々とお仕事していたので、5コース全員の教員の方々が集合する場で紹介されるのは初めてであるが、かなりの数の方々がいらっしゃる模様。とはいえ、いつもの仕事は基本的にコース内の方々とやることがほとんどのようである。教授会ってどんなことをやるのかと思っていたが、単に教員と職員の自己紹介だけだったので拍子抜け。教授会のあと、新任教員だけ集められ、改めて学部長から新しい実験棟の話をお伺いする。今年の新入生くらいから、日野に来たとき新しい棟に入ることができるのかな? とりあえず自分は数年それどころではないような気がするので、数年後のことを心配する前に目の前のことを心配したほうがいいだろうけど……。

午後一で情報通信システムコースの幹事の引き継ぎ。幹事というのは一言で言えば情報通信システムコース内のあらゆる雑用担当で、共通科目の調整役から研究費の管理と配分、そして忘年会の手配まで、けっこういろいろとやることがあるようだ。コース内のほとんどの教員と接点があるので、職場に慣れるという意味で外から着任した新任教員がこの仕事をやることが多いそうで、なるほどよく考えられているなぁと思う。NAIST でも初めて任された大学運営の仕事は広報の中で「いつでも見学会」担当で、これは学外からいつでも見学を受け入れる制度があり、助教だと自分の所属する研究室以外の研究をあまり知らなかったり、あるいは研究室内の教員以外とほとんど接点がないので、あらゆる研究室に来る見学希望を調整することで、どういう研究室・教員が学内にいるのか知ることができるため、新任教員に担当してもらっている、ということであった。大学教員というのも何年も時間をかけて育てる (?) もので、大学運営にもいろいろな段階があるのだなと思った次第である。

午後は電話会議x3。仙台、奈良、北京とそれぞれ接続してミーティングである。東京に来てからのほうが頻繁に電話会議をしている気がする。松本研にいたときは、電話会議をする部屋を確保するのに走り回っていて、首都大に来てからは自分の居室は個室なので気兼ねなく電話会議できるようになってよかったと思っていたら、自分が出てからかなり松本研の研究室内環境が改善されたようで、いまはミーティング用の部屋が3つあるくらいと聞いてうらやましく思う。何事もタイミングであるが、NAIST はやはりすばらしい環境だと思う。

まあ、首都大の自分のいるところも、東京にある大学であることを考慮に入れると、相当恵まれた環境であると思う。惜しむらくは、受験生の段階で情報通信コースに来ることを決めないといけないことであり、そもそも高校までで情報に関する科目に触れる機会がほとんどない受験生が志望しにくい、という点であるが……。(高専からの編入の人や、大学院から来る人もいるそうであるが、数が少ないのでそういう道があることがほとんど知られていないそうである)

夕方、来週〆切の国際会議原稿の添削。新しい職場に来て1週間目だから仕方ないが、研究に割くことのできる時間が少ない。逆に言うと、固まった時間の確保は容易になった (個室なので仕事が中断されることがほとんどない) のだが、研究以外の仕事が日中朝から夕方までびっしり入っているし、帰宅してから仕事をするのは大変困難なので、研究しようと思うと残業前提になってしまうのが悩ましいところである。(裁量労働制なので、残業という概念は本来存在しないのだが、ここで残業と言うと1日7時間45分を超えて滞在する時間のことである) とりあえず GW まではしばらく様子見かな〜(自分のパターンとして、GW まで乗り切れればその年度はだいたい大丈夫)

帰りは21時を超えてしまったのでバスがなく、大学から豊田まで、そして武蔵境から自宅までのどちらも歩くことに……。それぞれどちらも歩くと20分強時間がかかるので、身体にはいいと思うのだが、両方歩くとけっこうしんどい。たまたま目の前にバスが来て乗れたときと乗れなかったときとで、通勤時間が55分〜1時間20分と幅があるのだが、気長に構えるしかないのかな〜。通勤時間が増えると逆流性食道炎的な症状が悪化するのだけど……。