生涯の親友を増やすということ

午前中、NHN Japan の新卒採用の説明会をお願いしていたので、自分も説明会を聞きに行く。[twitter:@overlast] さんによる、M1 に向けたメッセージが大変参考になった。いくつかメモ書き。

@overlast さんによる、ウェブ業界でこの先生きのこるために必要な能力。

  • 環境を自ら変える能力
  • 揉め事を起こさずに調整する能力
  • 課題を発見する能力、改善方法を提案する能力
  • 圧倒的な実装力 (速さ、質)
  • 社会での知名度 (本名でググると)
  • 空気を読んで空気を読まない能力

至極同意。社会での知名度に関して、自分は業績がゼロでも大学院生はウェブページを作って公開したほうがいいと思っているのだが、何かしらアウトプットを出しているというのは好ましいことである。最近は人事に見られることを意識して Facebook の公開設定を protected にしたり、Twitter を鍵付きアカウントにしたりする「ライフハック」が推奨されているが、全部を公開する必要はないにしても、公開できる情報はまとめて公開したほうがいいと思うのである。自分自身、NAIST に来たときは業績は一つもなかったが、ページを開設してから毎年書けることが少しずつ増えてきたし、ページがあると更新しようという気持ちも出てくるのである。

また、ぶっちゃけ技術的な話としてこれくらいはできといてよ、という最低ライン。

  • アルゴリズム問題が少し解ける
  • プログラムをまともに書ける
  • 複数のHTTPサーバを連携させられる
  • Webアプリケーションを作れる
  • 考えていることを言葉にできる

これも同感。情報系の修士の学生なら、これくらいは (もし仮にいまできなくても) 数ヶ月がんばればできる範囲内なので、志望先の企業から見て自分を採用することにどういうメリットがあるのか、ちゃんと考えたほうがいいと思う。

最後の @overlast さんからのメッセージ。

  • 最初の就職はとても大切です
    • お試しでやるものではない
  • 開発も研究も命を賭ける価値はない
    • 戦い、逃げて、楽しんで、生きよう
  • より誠実に生き、生涯の親友を増やそう

どれも納得。あと補足するとしたら、最初の就職の、最初の上司となる人の影響は計り知れないので、やっぱり最初の就職はとても大切なのだと思う。

お昼ご飯のあと、松本研でもちょっと雑談をしてもらう。待ち時間の間にサーバの設置を少しだけ進めておく。来週に持ち越しかな……。

雑談のあと、松本研前秘書の O 川さんがいらしていたので、しばし雑談。3月末で離れることを伝えていたので、帰国されているうちにお話できればな、と思っていたので、お話できてよかった。松本先生が、(すでに18時を過ぎていたが) お茶でもどう? と誘ってくださったので、3人でお茶 (=コメダコーヒー) に行くことに。いろいろな話題で盛り上がり (?) 気がついたら自分の終電の時間に。車で帰れば終電は関係ないのだが、なにか事情があって車を戻せなくなったとき駐車場代金が毎日発生したりするのが気になるのである。車では特別急がなかったのだが、最後ちょっと走って調節し、なんとか間に合う。久しぶりにたくさん話せて楽しかった〜(喉がガラガラになってしまった)