日本に帰ってきたら仕事の山

時差ぼけするほどインドと日本の時差はない (3時間半) が、週末が休みでなかったのがつらい。午前中、半休にできればよいのだが、昼にミーティングが入っているのでそれもできず、なんとか研究室に来て、溜まっている事務手続きをしたりする。

12月の給与明細を受け取る。これで今年のお給料は終わり。額面だけ見ると年収は増えているのだが、宿舎から外に出たので住宅手当が増えたことと、通勤手当が増えたことで、その増加分40万円ほどを差し引くと、結局去年と変わっていない。増えているといえば、ボーナスの勤勉手当 (成績によって上下する) が「特に優秀」ということで、普通なら20万円のところを40万円にしてもらえていたので、その増加分だけである。2010年は「普通」で19万、2011年は「優秀」で20万→26万だったので、「特に優秀」だとだいぶ違うようであるが、「助教になって最初の1-2年は昇給するが、あとはフラット」というのは正しかった。

昼にミーティング。これで M1 の人の実習は全部完了。実習後も同じテーマでもう少し続ける人が3人。毎年これぐらいだとちょうどよいと思った。つまり、助教2人であれば、年間6-8人の新入生が適切な規模、ということだが……。

午後は合間を縫って言語教育勉強会の準備。発表担当になっていたこと、研究室に来るまで忘れていた。帰ってきてすぐなので、若干しんどい。午後のミーティングが一つキャンセルになったのがありがたかったが、突貫工事でひたすらスライドを作る。

15時から言語教育勉強会。まず自分が COLING で発表された言語教育に関する論文9本の紹介。けっこう多かったが、いろいろなトピックがあっておもしろかった。続いて yu-s くんによる進捗報告と言語処理学会の年次大会の目次発表。M2 のひとはいずれにせよ修士論文は書くので、全員書けるはず。[twitter:@mitsuse_t] くんも年次大会の目次発表をしてくれる。こちらは実装がまだ途中なので、来週また実験結果を聞くことに。査読があるわけでなし、出す気になればなんでも出せるわけで、あまり心配しているわけではないが、実験結果が揃っているかどうかによってそこから先の大変さが違うので、早め早めに周囲にヘルプを出すとよいと思う。(今年は博士の人があまり出さないようなので、手伝ってくれそうだし……。)

17時からソーシャルメディア解析勉強会。まず [twitter:@teenst] くんが発表練習。かなり作り込んであって、とても見やすい。しかし内容 (ストーリー) 的に不明なところがあるので、みなさんでコメントを入れる。自分が言うまでもなく、M2 の人たちの指摘がどれもごもっともで、付け加えることもほとんどなく、みんなちゃんと言語処理しているなぁと思う。誤解のないように補足すると、彼の発表はエンジニア向けのものなら恐らく全然問題ないもので、研究者向けの発表だと思って見るとクリアではないだけで、研究の視点から見るというのは独特なんだなと改めて思う。

続いて M2 の人たち5人の年次大会の目次発表と進捗報告。さすがにボリュームがあり、終わったのは21時。6時間連続トイレ休みもなしで勉強会をしたのは久しぶりである。ついで簡単な相談を受け、21時半。明日から2日出張なので準備をするだけで終電。今年の営業日はあと8日しかないし、週末で巻き返さないといろいろと無理がある……。