〆切が延びて嬉しいような嬉しくないような

朝から国際会議の原稿の添削。紙の上でやる1回目の添削がいちばん時間がかかる。しかししっかり書かれた原稿の添削は気持ちのよいものである。今回添削している2本はどちらもかっちり書かれていて、読んでいて清々しい。

昼ご飯のために少し外に出たが、とても暑い。

紙の上の添削を PDF に反映していたら、執筆中の国際会議の原稿投稿〆切が8月25日から8月31日に延びたらしい ([twitter:@hjtakamura] さんの Twitter で知る)。ちょっと厳しかったので嬉しいといえば嬉しいのだが、日本時間8月26日には〆切が過ぎている予定で27日以降の予定を入れていたので、延びてもつらい……。前々から松本先生に「延びる可能性があるので、8月25日に間に合いそうになくてもすぐには諦めなくていいんじゃないですか」と言っていたが、現実になるとは……。

落第研究者の博士号取得物語によると

  1. 論文博士になるには、20歳代ならば3〜4本、30代前半なら4〜5本、30代後半なら5本以上は、権威ある学会誌に論文を載せておかなければならない。具体的な本数が基準として決まっているわけではないが、年齢に比例して必要な本数が増えるので、早く取るほうがいい。
  2. 「論文」と呼べるのは、査読付の誌上に載った論文のみ。全国大会や研究会発表(信学技報情処研報など)は「論文」と呼んではいけない。
  3. 論文は、電子情報通信学会論文誌に載せるのがベスト。同論文誌を1とすれば、情報処理学会論文誌は0.8、人工知能学会誌なら0.5位に割り引いてカウントされるであろう。研究所が発行する論文誌はたとえ査読があるものでも対外的には価値は0である。
  4. 将来、研究の方向が少々変化していっても博士論文として1本にまとめる際に困らないように、学会誌に論文を書く際にはタイトルを含め書き方に工夫する必要がある。いくら沢山の論文を書いても、中身の関連がなくてそれらを1本の博士論文にまとめることができなければ、無駄になってしまうので注意を要する。さまざまな中身を1本にまとめる(こじつける)力量が博士論文を書く際には必要である。

とのことだが、わざわざ明確に教えてくれるというのは親切なんじゃないかと思う (教えてくれた内容の真偽は自分で新たに確認する必要はあるだろうが)。

松本研からは最大4本投稿準備中のようだが、4本出せば採択率的には誰かは行くことになりそう。