日本語で書かれた論文だから悪いというわけではない

東京の気温は京都と比べるとだいぶ涼しいようで、湿度も高くないので快適である。とはいえ、京都もずっといると湿気にも慣れてきたようだけど……。

実家にはいま4人兄弟 (自分は次男) のうち三男しかいないのだが、1人部屋になったのは29年間の人生の中で初めてらしく、ちょっと気の毒に思う。一つの部屋の中にたくさん人数がいるのは、松本研に限ったことではなかった……。

夕方マッサージに行く。妻が実習のうちは一緒に来るつもりなので、たぶん来週か再来週で最後。個人的にはマッサージでなくスーパー銭湯につかるだけでいいのだが、自宅の近くに適当なスーパー銭湯がないのである。自転車があれば行けるくらいの距離にはあるようだが、いまのところ自転車持っていないしな〜

ACL 2012 のプログラム を眺めると [twitter:@haplotyper] さんの論文が Best Paper になっていることを発見。すごいなぁ。おめでとうございます!

  • H. Shindo, Y. Miyao, A. Fujino, and M. Nagata. Bayesian Symbol-Refined Tree Substitution Grammars for Syntactic Parsing. ACL 2012. (to appear)

であるが、今年の言語処理学会年次大会でも、この論文の日本語版であろう発表のトークはとてもおもしろかったので、さもありなん。最初から国際会議に投稿する (国際会議にしか投稿しない) という人もいるだろうが、毎年国際会議に行かれるわけでもないので、国内の研究会や全国大会でも話してもらえると、いろいろとありがたい。言語処理学会の年次大会は、査読はないが、そこそこしっかりした話が聞けるように思う。その後国際会議で発表される内容のブレビューも多いし。そこでだけしか発表されない研究は、微妙なものが含まれるかもしれないが…… (そして、言語処理の研究を始めたばかりの人に言いたいのは、その違いがよく分からないうちは、日本語で書かれた論文はあまり読まないほうがいいのではないかと思う。難しい英語はないので、直接下記のような国際会議で発表された論文を読んだほうがよい)。

これまでの ACL/NAACL/EMNLP/IJCNLP の Best paper 一覧 を見ると大体のトレンドが分かるが、こういう優れた研究をしたいものである。他の人の真似をした研究ではなく、他の人が真似をしたくなるような研究をする、という。