大学経営に常に危機感を持つ

久しぶりに家から一歩も出ずに過ごす休日。このところ、週末に2日連続で休息を取れていなかったので、だいぶ休まる。しかし家の漫画を順番に裁断してスキャンしていきたいのだが、裁断もスキャンもけっこう音がうるさいので断念。少しずつでもやらないと終わらないのだけど……。

合間の時間に「危ない私立大学  残る私立大学」

危ない私立大学 残る私立大学 (朝日新書)

危ない私立大学 残る私立大学 (朝日新書)

を読む。危ない大学名が載っているのかと思いきや、そうではない (まあ、悪いことは名指しで書けないのは仕方ないが)。それよりは、ところどころ出てくる論理的にこれはどうか?と思われる意見が気になる。

たとえば、図書館の蔵書数など複数の尺度でランキングを作り、それぞれのランクの平均点で総合ランキングを作ったからこれは客観的だとか (どの尺度を使うのかでランキングは変わるのに)、10年前と偏差値が1変わったからレベルが上がっただとか (有意かどうか分からないし、そもそも母集団が大きく異なり、試験科目も変わっているもの同士を比較していいのか不明)、どうかと思うところ満載である。こういう本でも書かないと売れないのかもしれないが、編集の人はちゃんと内容をチェックしたほうがいいと思う。

国立大学も広域連合する時代だし、危ないのは私立大学だけではないだろうなぁ。