研究に必要なものは人と時間、プライスレス

午前中、NTTにてミーティング。毎回いろいろアドバイスをいただいていて、大変ありがたい。そういえば毎月ミーティングにお邪魔するようになって、最初は自分も進捗報告をしていたのだが、段々時間がなくなって自分自身の進捗をしなくなってしまっていた。今年はちょっと自分でなにかできるといいのだけど……

先日から Acrobat X を使っているのだが、もっと早く Acrobat 8 から乗り換えていればよかったと思うくらい快適。特に注釈をつけたときの表示が見やすくなった。残念なのは動作が不安定なことで、画像の回転をするとときどき落ちることがある (スキャンした画像を回転したいことがままある)。あと、Acrobat 8 のバッチ処理は大変重宝していたのだが、Acrobat X で同等の機能を提供するアクションウィザードは、なぜか処理が Acrobat 8 と比較して段違いに遅い。バッチ処理なので、仕掛けたまま放置すればいいから、そこまで実害はないのだが、ときどき落ちる不具合のせいで作業に出戻りが発生したりするのが不満である。

午後、[twitter:@tom_shibata] さんから内線があり、ミーティングx2。研究を回すには、ある程度前々から仕込んでおいたり、何かをやろうという意識を持っておく (気にかけておく) ことがポイントなのかなと思う。あと委託研究や共同研究で大事なのはなんといっても人。手を動かす人、研究員なり学生なりがいないと、やれることはコンサルティングくらいなんだろうな。かくいう自分も、すでに手を動かす時間がほとんどないので、研究が進むかどうかは他力本願だったりする (汗) まあ、進めば嬉しいが、それが第一目標ではない (一緒に研究をしている学生の人たちが研究を通じて何か学ぶこと、気がつくこと、得ることがある、というのを第一目標にしている) ので、副産物として進めばいいな、程度ではある。

夕方、研究費の打ち合わせミーティング。自然言語処理の研究でこの額を設備に使うのはいろいろと厳しいものがあるのだが、画像やロボットの研究だと逆に足りなかったりするそうで、分野が違えば違うようだ。自分などはせいぜい大きなタッチディスプレイや計算サーバくらいしか思いつかないが、小さいもの100台買うとか、そういう使い方もあるのだなぁ。とりあえず次回までの宿題……。

夜、委託研究の最終報告書を書く。もう1年か……。あっという間に過ぎてしまう。別の委託研究の年度末報告書は松本先生にお願いしてしまった。いろいろとオーバーヘッドがあるのだが、こういうのもスタッフの仕事なんだよなぁ。(教員になる前はあまり理解していなかったが……)