午前中指定で荷物を受け取ったら予想外に遅くなってしまったので、いろいろなサービスの住所変更をしたり、PHSやらiPhoneやらの解約手続きをしたり。意外とまだ奈良の住所のままのところが残っているのである。どこかで平日に休みをもらいたいのだが、どこで取ればいいのやら……。
研究室に来て査読を終わらせる。自分が査読を終えると他の人の査読結果が読めるようになるのだが、やはり参考になる。点数に関してはだいたいほとんどの人が同じになるのだが……(自然言語処理の査読で、あまり大きく評価が分かれるような論文を査読したことがないが、自分の研究分野がそういう分野なんだろうか)
5月4日〆切の原稿のチェック。実験のプログラムにバグが見つかったり (これは考察に影響を与える)、提出した結果の一部が間違っていたり (こちらは大勢に影響を与えるようなものではない)、バタバタする。これに関しては、今回はワークショップの運用自体も二転三転していたので、我々のチームだけの問題ではないが……。自分も〆切ドリブンではあるが、想定より大幅に原稿の仕上がりが遅れており、胃が痛い感じである。(というか、胃もたれする感じ……)
ちょっと時間ができたので新しいiPadの設定。iCloud経由で復元するとものすごく時間がかかると予想されたので、iCloudを無効にしてローカルでバックアップし、復元。2時間程度で完了 (現在スキャンした書籍がほとんどだが、30GBある)。毎回思うが、iPhoneやiPadの交換は信じ難いくらい楽である。
さて、使ってみたファーストインプレッションとしては、古いiPad 2と新しいiPad 2の差はほとんど解像度の差だと思うが、それだけで次元が違うくらいの差がある。
まず、論文を拡大しなくて普通に読めるのが圧倒的である。これは強調してもしすぎることはないと思う。大きさは変わらないので、論文をiPadで読むのが多少億劫だったのは、解像度の違いが大きかったのか。
次に、iPadアプリが提供されていないiPhoneアプリをエミュレーションで使うときの解像度が、明らかにガタガタした感じではなく、一見iPadネイティブアプリと見紛うくらいになっているので、大幅に使用感が向上した。ほとんどのアプリはiPad版が提供されているのだが、ときどきiPhone版しかないものがあり、いかにもエミュレーションという感じであまり使いたくなかったのである。これは地味に相当嬉しい。
あと、解像度とは関係ないが、音声認識が使えるようになった。音声検索に関してはGoogleに一日の長があるが、長文を入れるならAppleのでもそんなに問題ないな。iPadやiPhoneで長文入力するのはしんどいのだが (といいつつ3月末からこの日記は全部iPadで書いている。自分的にはこの日記程度は長文ではないということか)、音声だと一発で認識されれば大分入力の負荷は小さい。認識ミスしたところを直すコストがばかにならないのだが、そこはインタフェースをがんばっていただくとして……。
手書き用のスタイラスは、評判がよかったWacomのBamboo Stylus
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難点としては、どうも貼る液晶保護フィルムによっては摩擦係数が大きく違うようで、操作感が全然異なるということである。前のiPadに貼っているフィルムは、傷がたくさんついてしまうのだが、つるつるでこのスタイラスを使うには適していたかも。とはいえ、フィルムはおろしたてのときは手に吸い付く感じがあるものの、使ってしばらく経つと馴染んでくるので、しばらくしたら書き込みやすくなるのかもしれない。
総合的には多いに満足で、論文リーダーにiPadを購入しようと思っている方に、お勧めできるクオリティになったかなと思う。