負けない戦い方と勝つ戦い方

午前中、言語処理学会に提出した原稿を最終確認。内容的にはよいのだが、細かいタイポが見つかったりするので、著者に連絡 (修士論文に転用する場合、結局直さないといけないから)。昼過ぎくらいまでには一段落。

午後、修士論文に赤を入れ始める。4p見ればいい全国大会の論文と違い、基本的に40pを超えるものなので、読むにも気合いが必要。とはいえ、なんだかチェックが雑になってきているのか、見逃しがあったり、ざっくり読んでコメントしたら自分の読み方が誤解だったり、いろいろと申し訳ない。(あと論文にコメントして添付したつもりが添付を忘れていたり……。さすがに違う人の論文を添付してしまったことはないが)

夜、言語教育勉強会。takeshi-na さんの進捗報告。統計学というか心理学というか、自分もここ3年ほどいろいろと (必要に迫られて) 勉強したので、というか毎日レクチャーをうけているので (汗)、いろいろと気になる。自然言語処理で使う統計と、同じようなところもあれば、違うようなところもあり、同じことを言っているのに用語が全然違ったりすることもあるし、ややこしいのである。なんでこんな単純な概念に仰々しい言葉を使っているの? と思うことも多いのだが、全部の用語をちゃんと漢字で訳語を作るのでそうなるのだろう。情報系はカタカナ語とか略語とか入り乱れているので、相当文化が違うなと感じたりもする。

その後、Helping Our Own 2012 という、英語学習者の誤り訂正に関するワークショップに関する打ち合わせ。なんだか研究室内で参加したいという人が日に日に増えている気がするのだが、全員やりたいところが似通っていて (まあそれは同じ研究室なのだから仕方ないが)、どうなんだろう……。いわゆる「バンドメンバー募集。当方ボーカル。ギター、ドラム、ベース急募」状態にならないといいけど……。一見やりやすいところって、自分以外の人にもやりやすいわけで、基本的にレッドオーシャンなので、研究としては他の人はやりにくい (けど自分ならできる) ところをやったほうがいいと思うのだけどな〜。あと、せっかく松本研にいるのだから、松本研でないとできないようなことをやったほうがいいんじゃないかな (誰でもやりそうなところは、減点は防げるけど、加点はされないので)。

とはいえ、いろいろ問題に取り組んでみて経験を積むのもよいことだと思うし、こうやってグループでなにかできるのは楽しいものである。